大袈裟なタイトルになってますが、
内容は相当薄いのでご安心を。

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ここになぜシェイクスピア?
といったところですが、

このブログ、
紹介文に、

The world's mine oyster.

なんてコトを生意気に横文字使って、
インテリかぶれしております。


この文章について、
ランダムにココに飛んできて下さった通りすがりの方が、
ゲストブックに、

「文法的には The world's my oyster だと思います。」

と、
残してくれました。

× mine
○ my

ってことですね。


イヤ、嬉しいですね。
こういうコメント。

ちゃんと隅々まで見てくれる人が居るんだなって感じます。

残念なことにニックネーム等を残しておられなかったようなので、
コメントでちょこっと返答するに留めたのですが。

備忘録程度に、
これで間違いの無いことを他人のフンドシ借りまくって解説しておきましょう。
(リンク先の皆様ご容赦下さい。迷惑おかけいたします。)



そもそもの出典は、

W.Shakespeare作の喜劇、
"The Merry Wives of Windsor (ウィンザーの陽気な女房たち 1597年)"
読んでみたい方は参考までにこちらをどうぞ。(原文「英語」です。)
 see →http://shakespeare.mit.edu/merry_wives/index.html
 see also→http://shakespeare.mit.edu/works.html
     (まさちゅーせっつこうかだいがくしぇいくすぴあぜんしゅう)

第2幕 第2場のはじめの一節。
(Act 2, Scene 2: A room in the Garter Inn.のところです。 )

FALSTAFF: I will not lend thee a penny.
 (ファルスタッフ:「御前には1ペニーたりとも貸すものか。」)

PISTOL : Why, then the world's mine oyster. Which I with sword will open.
 (ピストル:「だからどうした、この世界は俺の(手中の)牡蠣みたいなもんだ。
       俺が剣でこじ開けてやる。」)



どうしても酒を飲みたいピストルが金を無心する場面です。


ただ、
これでは何のことかさっぱりわからないでしょう。

あらすじを書きたいところですが、
そんなに文面割けませんし、
そんな才能もないので、

「ウィンザーの陽気な女房たち」を原作とした「ファルスタッフ」というオペラがあります。
大筋は同じなので、あらすじはこちら読んで理解してちょ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%95



まぁ、
早い話が本編にはほとんど影響のない(と思われる)一節です。


このピストルが言い放った、

「the world's mine oyster.」

古い英語ではmyがhと母音の前でmineとなります。
(ちなみに前文theeはyouに同じ。)

「the world is my oyster.」

ってことですなぁあーーーーーーー、ここまで長かった。



「oyster」はここでは牡蠣と言うより真珠貝。



つまり、
手中の真珠貝から真珠を取り出すのは容易なこと、

「何でもほしいまま。なんだってできる。」

ってことですね。

英語圏ではポピュラーな言い回しらしいです。







よしっ!

やりきった!





ん?



んん?



なんでこんなブログ紹介文書いたんだろう?







森山田