大江戸温泉といえば複数の大浴場があり、古風で和のテイストを基調とした落ち着いたホテル(?)であるのは知っていたので、安心して予約した。
到着し、フロントで受け付けを呼ぶ。
既に時計は23:30を指しており、運転の疲労感などを早く風呂で癒したかった。
従業員が出てきたので手続きをする。
「〜となっております。あとお風呂の方がですね、0時までとなっているので宜しくお願いします」
私はもう一度フロントの壁にある時計を見る。
23:35
そういう意味の早く入りたいじゃない。
そんな事いっても時は迫ってる訳で、私は急いで部屋に荷物をぶん投げると大浴場へ向かった。
フロントで地図を渡され、ホテルで地図なんて要らないよ!なんて思いながら目を通す。
そう、それはまるでダンジョンのように入り組んでおり、なぜか宿泊部屋の7階が西館の1階で、さらに湯仙峡の4階であるというヤンチャな造りの建物だった。
焦れば焦るほど道に迷う。
そこら辺にいた人に場所を聞こうにも外国人観光客ばかりで諦める。
仕方ないので自力で地図を片手にさまよう。
そろそろ着きそう!と思った時に、視界が開けた。



