長女が歌を教わっている歌の先生から、ヴォイストレーングをしてもらえることになった。


 週に何回とか、月に何回という取り決めはなく、見られる時にみてもらうといった感じだが、この所週に1度程度みてもらっている。その代り、費用も殆どかかっていない。先生のご厚意で見てもらっている。



 今日もトレーニングに行ってきたのだが、先生の古くからの友人(女性)が来て居た。

先生とは実に20年ぶりの再会だそうだ。


 こちらの女性は先生と同様に歌を歌っていたそうなのだが、やはり一時期失声状態に陥ったことがあったと言う。

シャンソンを歌っていた彼女は、森友嵐士さんと同様に歌を歌おうとすると声が出なくなり、日常会話は出来たという。


 そんな状態が数年続いたが、とあるヴォイストレーニングの先生との出会いがあり、そこから徐々に声が出るようになり今は歌えるようになったそうだ。


 彼女は数年に渡り歌が歌えなくなり、もう二度と歌えないと思ったそうだ。


 それの歳月に比べれば、私は数か月なのでマシだ。


 やはり声にこだわりや思い入れを持っている人ほどなりやすいというのは本当の様だ。



 今日は先生の指導の元、トレーニングを行い、物凄く久しぶりに「芯」のある「声」が出た。

それは一瞬でまだ継続しないけれど、


 あ・・・・・、


 私の声・・・・・・・


久しぶりに聞いた・・・・・・・・。



今までも出てはいたけれど、なんか違う。


くぐもった、芯のない声。


喉元で詰まって、引っかかっていた。


声はどうやって出すのか、どうやって話をしていたのかすら、数か月前はわからなくなっていた。


だけど、またこうやって自分の声を聴くことができた。



取り戻さなくては。


私の声。




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