褒めるってことは難しいことでして






やぁ。つる作よ。そんなにめかしこんで今日はなんだい?デエトかい?



ああ。桔梗屋の旦那。あっしはこれから「面接」というところに行きやすんで。



ほぉ。「面接」かい。それは大層だな。どんな会社だい?



それがおかしな会社でねぇ。「面接」自体が一風変わった会社でやして・・





では。次。亀田つる作さん。どうぞ。



はい。本日は面接の機会を与えて頂きましてありがとうございます。



まぁ、そんなに硬い挨拶はおいといて、君の営業のセンスを確かめさせてもらうよ。


ここにある商品を2分間褒めてくれ。では始め。




ハッピー!ファンキー!のたぶたライフ。-ペプシあずき



これはこれは、なんとも素晴らしいシェイプ。


さながらミロのビーナスのようだ。


おお!アフロディーテ!


デコとボコ。


ボコとデコ。


ペコとポコ。


バランスがいい。


83-57-85 ってところかな。


上はもう少しあってもいいけどね。でもステキだ。


美しい。この世のものとは思えない。


色つやもいい。この赤は天上無垢の輝き、さながらピジョンブラッドのルビーのようだ。


ピジョンはピジョンでもこれは豊島屋のハトサブレのように芳しい。


香ばしい。こわれやすい。


ああ。その水滴もいい。


生まれたての水をはじく少女の肌のようだ。


二十歳がお肌の曲がり角とは言うけど


あなたは19歳。


ぴちぴちツヤツヤを抱きしめたーい。


とか言わせてんじゃねーよ


角は第4コーナーまであるとかいうからね。


20歳が第1コーナー、23歳が第2コーナー、30歳が第3コーナーで・・


いやいや。別にいいんですけど




ちょっと。


ちょっと。


飲んでみていいですか?


ぷりっ!


キャップの絡みも気持ちいいね。


まずはキャップを舐めて・・ペロっ




ゴクッ


ゴクッ


極っ



ほぉぉ。



そう来ましたか。


来ちゃいましたか。


そう来るとは・・・



グフッ!



ゲップは英語でローンって言うんだってね。



アズキですか。



コレはアズキですよね。



あー。ズキズキ。



うまいじゃないすか。


和のテイスト。やりますね。


甘いコーラと甘いアズキのコラボ。


これは誰も考えつかないマッチングですね。



新鮮!



いいですよ。


ドラヤキをコーラで流し込んだかんじ。


誰もが経験したあの味ですね。


キスの味ですか。


ああ。着物着てたらそんな感じかも知れませんね。


いいですよ。美味しいですよ。



ゴクッ


ゴクゥゥ


ゴクッ



もうバストの下まで行っちゃいました。


大事なところスルーしちゃってゴメンね。


え?もっとそこがいい?


じゃあ、後で。



キュウリやシソよりもずっといいですよ。


シソはびっくりしたなぁ



だってシソですよ。


コーラとシソ。



ま、コーラとアズキも似たようなもんですけど



シソは「サスケ」を思い出しました。


ところでサスケって最近見ないですよね。


ドクペはタマに見ますけど。あれはいまいちですね。ヤクっぽくて。



アズキペプシなかなかいけるんじゃないですか。


ミスマッチのマッチですよ。これ。


大きなミスじゃなく小さな勘違いかなってぐらいのインパクト。


抱きしめてトゥナイトってマッチだっけ?というぐらいの小さなミスマッチ。


こういう微妙さがいいですね。


一口目。「なんだこれ?」


二口目。「あ。いける鴨。」


三口目。「ま、次はかわねぇな」


四口目。「ねぇ。アンタこれ飲まない?」



こんな感じだけど


絶対合うよ。


マックのテリヤキと。



美女と野獣。


たくあんと牛乳。


ミスマッチの美学


デスマッチの大仁田




そんなこんな言ってたら


ウエストまできたね・・・


やっと辿り着いたよ。


いいね。そのふくらみ。きれいだ・・



(飽きたので後略)