こういう記事を目にしました。
http://-happy-star-.seesaa.net/
出張サンタクロース。
子供たちの笑顔のためにサンタに仮装して
クリスマスに家を廻ってプレゼントを届けるサービス。
一件1000円の収益でフィリピンのゴミ山で働く
子供たちに長靴をプレゼントにする。
世界中の子供たちを笑顔にする。
素晴らしい取り組みですね。
もちろん、サンタは無報酬ボランティアです。
将来、子供たちに何を残せるか・・
多額の負債、環境汚染、資源枯渇・・
私たちのせいで子供たちは今より不自由な生活を
強いられるかも知れません。
そういうとき、子供たちに夢と希望さえなければ・・
人々は殺し合い、荒んだ世の中になるでしょう。
お金、労力は何のために使うのか。
自分(たち)の幸せのため。もちろんそうです。
では、どうすれば自分たちが幸せになるのか。
廻りが幸せでないと自分たちも幸せになんかなれません。
幸せの対象を廻りに、世界に向けてみるのはどうでしょうか。
フィリピンのゴミ山、いわゆるスモーキーマウンテンに
ワタシも3年前にボランティアで行ってきました。
目的はゴミ山で働く子供たちに歯磨きを指導し
サッカーボールをプレゼントすることでした。
ゴミの山はぬかるみと化していて
例えようもない腐敗臭と目に突き刺さる刺激臭。
ほこりっぽくて生暖かい空気。
見たこともないようなハエやウジ虫。
耐え難い、想像を絶する光景でしたが
子供たちはその中で立派に働いています。
資源ゴミ(鉄やアルミ)をより分けてはポケットに入れ
その換金で日銭を、親と一緒になって稼いでいるのです。
彼らにとってはここが唯一の職場で生きる糧なのです。
大量のゴミの中から貴重な資源を探します。
子供たちに将来の夢は?と聞くと
「大人になること」と答える子がいるそうです。
大人になるのが普通な私たち。
彼らにとっては大人になるまで無事成長することが
目標であり夢なんですね。
胸にガツンと響きました。
でも、子供たちは決して絶望していないのです。
それは子供たちの笑顔を見ればわかります。
挨拶すれば必ず「HELLO!]と帰ってきたし
カメラを構えれば、みんな寄ってきます。
そして笑顔で私たちを幸せにしてくれました。
彼女たちは4歳と5歳。
今、私の息子もこの年代ですが、なかなかこんな
自然な笑顔を見せてくれません。
よっぽど満ちあふれた生活をしているのに負けてますね。
理由はひとつ。私たち親がいつも笑顔でないからだと思います。
この経験以来、ワタシは子供たちに笑顔を贈り続けたいと
様々なボランティアに参加しています。
本当は笑顔を贈るのではなく
笑顔を贈ってもらってワタシが助けてもらったんですけどね。
サンタボランティア。素晴らしい活動だと思います。
こういう活動がいろいろなところで広まればいいですね。