働く男の汗は美しいなどと
一昔前の女子はそう言ったものだ。
決して不潔なのではなく
ガンバリ具合が作った結晶としての甘露な汗
昔話に出てくるようなおじさんが
汗水垂らして働くどす黒い汗ではなく
スポーツ選手が敗戦に涙しながらも
額に輝く黄金色の汗を・・
働く男の汗は美しい・・
そんなのもはや伝説だ。
男36歳に達して
歩み寄るヨソジの足音。
華麗な匂いが気になる今日この頃
はっきり言う。
男の汗はクサイ!
私の汗もクサイ!
自分が感じていたダンディズムというものが
ノネナールという名の物質だったとは・・
いや、ちがう。これは汗のにおい。
汗が乾くとクサイ。
特に背中の汗がクサイ。
36歳になってそのことに初めて気づく。
背中の汗を我慢して電車に乗るか(公害)
大衆の前でシャツを脱いで乾布摩擦するか(公害)
迷ったあげく一本乗り遅れる自分が恨めしい・・・(笑)
(写真と本文は関係ありません。)