今月号のBRUTAS Casa に載っていたのですが
私が敬愛する建築家 宮脇 檀 先生がおっしゃるには
ヒアリングの時、女しか出てこない家というのは、あまりいい家ができないし、
男だけしか出てこない家もあとでクレームが起きる。
夫婦で一緒に家のことを考えているような家でないといけませんね。
ということらしい。
さすが、住宅の神様宮脇先生。観察が冴えていらっしゃいます。
同感です。全く同感です。いいえ同感です。
私も施主様と打ち合わせをすることは重要な仕事のひとつですが
ご主人が「家のことは家内に任せてあるから、そっちで打ち合わせて決めて。」
と言われることが結構あります。殊にキッチン廻りに関しては。
まぁ、奥様と打ち合わせしてショールームを見せたり、色合わせしたりする方が
スムーズに進むのですが、引渡後何かと文句を言うのはご主人の方なのです。
どうせキッチンにほとんど立たないご主人が!
いや。訂正します。言い方が乱暴でしたm(__)m
文句の内容はというと
「換気扇が効かないんだよ。この前焼き肉したら部屋が煙りだらけで燻されたよぉ。」
あのー。ご主人。。。。
レンジフードはお部屋の換気扇じゃありませんから。。。。
「(ダイニングの)テーブルの上に大きな集煙器つけたら良かった。」
いやいや。炉端焼きやさんじゃないですし。ちょっとそれは。。(思いつかなかった)
まぁ、お客様のニーズを充分満足できなかった私に非があるんですが
なかなか難しいですよね。住宅はいつもそこに人が住むから
いろいろなパターンを想定しないといけません。。
勉強になります。まだまだ精進が足りませんね。。。