新聞によると国交省の調べでは「開かずの踏切」と呼ばれるものは
日本全国に少なくとも587ヶ所あるという。
「開かずの踏切」とはご存じの通り、電車の通行量が多く常時閉まった状態
にあって、常時交通渋滞等を引き起こしている踏切のことである。
国交省では1時間に40分以上閉まった状態にある踏切を「開かずの踏切」と定義している。
開かずの踏切は東京・大阪に約7割が集中しているとのこと。
ひどい「開かずの踏切」になるとラッシュ時に1時間に55分閉まっているらしいが
そりゃ、くぐって渡りたくもなるでしょう。
幸い、私の住んでいるところは閑静な郊外で(いや、閑静でもないか)
そんな開かずの踏切はないが、一度閉まったら4~5分閉まったままになっている
踏切が仕事場の近くにある。
道路と線路を立体交差にする工事は莫大な費用がかかる上、期間もかかる。
当然、工事による鉄道、道路への影響(工事渋滞や臨時ダイヤ・運休等)も避けられない。
当然、近隣住民の理解も得なければならない。
だからなかなか工事に着手しようとしない。
「なんで銀行が3時ぴったりに終わるの?まだ明るいのに。」とか
「なんで104の番号案内、同じ店で二つ電話番号があった場合案内料が倍なの?」とか
「なんで労務費とか諸経費・手数料にまで消費税がかかるの?」
などと同じように、どこにぶつけても仕方のない既成の事実を現実として
受け止めていくおおらかさが必要になるのかもしれない。
何が起こるかわからないから時間には余裕を持って、会議の60分前には到着しておくとか
遅刻してきた部下に対しては怒らないで、「そんなこともあるさ」と優しく言葉をかけるとか
そういうスローライフが必要なのかなぁ。そろそろ。