パパの心の傷。
1年前のこと、話したくないみたい。
思い出すから、と。
そうだよね。パパも辛かったよね。
私が想像してるより、パパの心の傷は深い。
1年経って、
私より先に前に進んでると思ってた。
違ったんだね。
でもいつか話せるようになりたい。
あの日はすごく大事な日で、
私はすごく頑張った日で…。
パパにとってもきっと同じなんだろうけど。
感じ方の違いだろうな。
夫婦にとって、とっても大事な日。
避けていたくはない。
遠くに置いておきたくはない。
でも、まだ辛いよね。
パパは心の内を話す人じゃない。
だからわかんなくて。
ごめんね。
きっと私が想像してる以上に傷ついていて
私よりも立ち直るのは遅いかもしれない。
そうだよね、
私は今お腹に子供を抱えてるけど
パパは何もない。
あの日も、私は3ヶ月間お腹に颯太がいたけど
パパが颯太を感じられたのは
息をしていない冷たい小さな体。
初めて抱く自分の息子は亡くなってる。
そのショックはどれ程のものだろうか。
ママの傷と、パパの傷は
少し違うものなのかもしれない。
彼なりに。彼に任せよう。
パパはパパのペースで
颯太と歩いて行く。