[ ベトナム・ダナンでの狂犬病注射 / 病院 / 料金について ]
(※まず、噛まれた直後に 石けんと流水で15分以上洗浄する事!
ウイルスを洗い流すだけで感染リスクが大きく減ります!)
(傷口を洗浄しながらこの記事を読んでください。)
私はダナンに滞在中、野良犬に足首をパクっと噛まれ(甘噛み)、
小さなかすり傷のようなものが3箇所にできてしまいました!
日本では特に気にする事のない傷ですが、ここはベトナム。
狂犬病が怖くなり、調べてみると、、、
感染したら、なんと致死率100%、、、
感染していたら怖いので、翌日の朝一に病院へ行きました。
〈 私が行った病院 〉
国立の
Trung Tâm Kiểm Soát Bệnh Tật (CDC) Đà Nẵng です。
(住所)
118 Lê Đình Lý, Bình Thuận, Thanh Khê, Đà Nẵng 550000 ベトナム
(営業時間)
月〜金 7:30-16:30
土日 7:30-11:00
※パスポートも持っていってください。
※現金、クレジット決済 可
狂犬病は正しくワクチンを打てば、ほぼ100%助かります!
〈 POINT 〉
・狂犬病ワクチンは噛まれてからすぐ(できれば数時間以内)に接種するのが理想。
・24〜48時間を超えるとウイルスが神経に入り、効果が弱まることがあります。
・通常はワクチンを5回接種(0日、3日、7日、14日、28日のスケジュール。)
・途中でやめたり、日程が大きくズレると防御が不十分になります。
・噛まれた直後に 石けんと流水で15分以上洗浄 するのが超重要。
・ウイルスを洗い流すだけで感染リスクが大きく減ります。
〈 接種 〉
1回目の診療では、
・狂犬病免疫グロブリン(Rabies Immunoglobulin, 略してRIG) と、
・狂犬病ワクチン(Rabies vaccine) の2種類
2〜5回目は
・狂犬病ワクチン(Rabies vaccine) のみの1種類 を接種します。
※RIG(狂犬病免疫グロブリン)とは狂犬病に感染するのを防ぐ“緊急の抗体治療” です。
・動物(犬・猫・コウモリなど)に噛まれた直後に使う血液由来の薬です。
・体内にすでにあるウイルスを中和してくれる即効性のある抗体が入っています。
・ワクチンが効くまで(約1〜2週間)体を守ってくれる役割をします。
RIGの使い方
1.医師が噛まれた傷口のまわりに直接注射します。
→ ウイルスが入ってしまった場所を中和。
2.残りの量を腕やお尻など別の部位に筋肉注射します。
(量は体重で決まります。1kgあたり20IUなど)
注意点
・RIGはすべての人に必要なわけではなく、傷の軽度による。
私の場合、RIGは計2本で足首の擦り傷3箇所へ少しずつと、両太ももへ残りを筋肉注射しました。(48時間ほど筋肉痛のような感じになりました。)
その後、狂犬病ワクチンを左二の腕へ一本打ちました。
(インド産とフランス産があり、どちらが良いと聞かれました。私は違いが分からないので、おすすめを聞きましたが、どちらも同じだと言われました。私はなんとなくフランス産を選びました。)
〈 料金 〉
1回目の診療では1,243,905 VND(約7,200円)
2〜5回目は各313,533VND(約1,800円)
計2,498,037VND(約14,500円)かかりました。
こちらの病院の口コミが結構低いですが、私は特に不満を感じませんでした。
英語を話せる先生がほとんどで、私が理解するまで細かく説明をして下さいました。
〈 その他の情報 〉
RIG(狂犬病免疫グロブリン)は置いてないですが、狂犬病ワクチンはダナンの色々な場所にある VNVC という私立病院でも打つことができます。
近くにVNVCがある場合、2〜5回目のワクチンはこちらに行っても大丈夫です。
(私立病院でどの場所も口コミが高いです。料金は国立病院より値段は高いと思います。)
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(私が野良犬に噛まれた時のシチュエーション)
私がダナンにステイし初めて1ヶ月半くらいたった時期に、歩いてホテルに帰っている時でした。
いつも同じ場所にいる、野良犬3匹(中型犬)の横を通った際、少し吠えられて、見てみると1匹が尻尾を振りながらゆっくり近づいて来ました。
撫でて欲しいのかな?っと微笑みながら見ていたら、急に右足首をパクっと甘噛み?のような感じで噛まれてしまいました(笑)
よく見かける犬で、1ヶ月半何もしてこなかった犬なので、安心しきっていたのですが、その日はなぜか噛みついて来ました。(汗)
私は動物が大好きで、野良犬でさえ全く警戒せず、あわよくば触りたいと思いながら生きて来ましたが、その子のおかげで日本との犬の違いや、外にいる全動物の危険性を学びました。(泣)
甘噛みだけで済み、大事に至らなくて良かったなと今では思います。
皆さんも、野生動物にはお気をつけ下さい!
狂犬病の危険がある動物に、噛まれたり引っ掻かれたりしてしまった際には
「命を第一優先」に、とりあえずでも病院に行きワクチンを受けることをお勧めします!
最後までご覧いただき、ありがとうございます。