高橋氏のメレンゲでの発言がまだまだ物議をかもしていますが
どうしてこんなことになったのかなぁと考えていました。
私はNBAプロバスケなんかも見ますが、彼らの発言はあんな外見なのに(失礼)、とても立派で関心するものばかりなのです。コンタクトスポーツなのでコートで殴りあったりすることもあるけれども、いったんコートを出たら紳士的で、ライバルを潔く褒め称え、状況を深く分析することができるのです。こちらは巨大ビジネスなので、こういう教育もしっかりなされているのでしょう。
しかもプロだけじゃなく、アメリカのトップアマチュアアスリートの発言聞いても、みんなしっかりしていて、発言も素晴らしいのです。
で、思い出したのが、ナンシー・ケリガン殴打事件のトーニャ・ハーディングですよ(古っ!)
全米で大騒ぎになって、オリンピックの時に事件後はじめてハーディングが姿を現わしてインタに答えたのです。そのインタ、日本でも流れたのですが、内容はよく覚えていないのですが、素晴らしかったのですよ。
テレビで和田アキ子が
「ハーディングがこんなにしっかりしゃべれる子だったなんて、見直した!」
みたいなことを言って、しきりに感心していました。まあ、彼女のしたことはおいておいて、しっかり理論的に自分の考えを述べることができる子だったのです。
またそこで思い出したのが、私がこちらのアメリカの大学で取った「パブリックスピーキング」というクラスです。必須だったので取らなければならなかったのですが、パブリックスピーキングとは、文字通り「人前で話をすること」で、それを学ぶクラスだったのです。日本にはこういうクラスないですよね?(少なくとも私が日本の大学にいた頃はなかった。)こういうクラスが普通にあるくらいだから、こちらの人は人前で何をどう話せばいいのかというすべを、多くの人が身に備えているんじゃないかなと。
だからアスリートの発言にも、うなずけるような素晴らしい発言が多くみられるのです。
(羽生選手の発言なんか聞くとパブリックスピーキングのクラス取ってたんじゃね?
と思うくらいですが、彼17歳の時でも、既にしっかりしゃべっているんですよね。)
日本ではこういうの学ぶ機会、普通はないですよね?
なので、あまりインタにちゃんと答えれなかったり
自分の考えを理論的に述べられなかったり
たまに、「あちゃ~~」 というやばい発言してみたり
フィギュアは高視聴率が取れるコンテンツで、スケーターはメディアに晒される機会が、他のアマチュアアスリートに比べてダントツに多いのです。そして今は、発言したことが、一瞬にして世界を駆け巡ります。好ましくない発言が拡散されては、日本の沽券にかかわるのです。
スケ連は、フィギュアで巨額の利益を出し続けています。そろそろスケ連主導で、パブリックスピーキングやメディア対応などの教育をするべき時にきているんじゃないでしょうかね?野辺山合宿なり他で、クラスを設けて教えるべきです。少なくとも世界で活躍するトップスケーター達には欠かせない教育です。
スケ連よ、フィギュアで儲けたお金を
せっせとスピスケに使ってばかりいないで
フィギュアに使おうよ
パブリックスピーキング中の羽生選手
https://www.nhk.or.jp/vr/camera/hanyu/
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