子供の通っている小学校で読み聞かせをしているので、

最近は絵本をよくチェックしています。

調べてみると、絵本も毎年たくさん出版されているんですよね。


私が子供の頃はなかった絵本が、

今人気になっていてもはや「名作」となっていたりもしており、

図書館やネットで色々と見ていると、

読んでみたいなと思う絵本が多くてとても楽しいです。


また、同じ絵本でも、

子供が読むのと大人が読むのでは感じ方が違うのも興味深いですね。


絵本の中には、

「これはどちらかというと子供ではなく大人向けなのかな」と思うものもあったりします。


例えば、

瀧村 有子さんの「ちょっとだけ」という絵本。

これは、最近読んでとても感動しました。


これは、お母さんに赤ちゃんが産まれた「なっちゃん」という子が主人公の絵本です。


お母さんは赤ちゃんのお世話で忙しいので、

なっちゃんはパジャマを着たりコップにミルクを入れたり、

ということを自分で頑張ってやってみます。


でも、眠くなったときに「ちょっとだけだっこして」とお母さんに言うと、

「ちょっとだけじゃなくて、いっぱいだっこしたいんだけどいいですか?」

と言う最後のシーンは、

本当に何度読んでも涙があふれてきてしまいます。


子育てしているとついつい忙しく、

なかなか子供に構ってあげられないことも多いけど、

やはり子供ってこうやって親の愛情をいっぱい受けたいんだよね…とひしひしと感じます。


もちろん、子供がある程度大きくなったらだっこすることなんかできません。


この本を読むと、子供が小さいうちは、出来るだけ一緒にいてあげて、

世話をして、いっぱいだっこしてあげなきゃなぁ、と思わされます。