e2「……………み？」ママ「なーに、どうかした？」予兆と言えばこんな程度で、本当に、まったくもって一切の心当たりがないままの事態でした。だって考えもしないじゃないですか。猫のいる家に、あんなものが侵入してくるなんて…想像もしないのが当たり前ではないでしょうか！階下から戻る途中、踊り場で、いつもはそんな半端な位置にいることのないなちゅがなにやら真剣に隣室を見ています。その途端、なにかが起きているのだということは分かりましたが、大方ドタバタと聞こえる物音の主、えちゅが虫でも追いかけているのだろうと思っていました。放っておける虫じゃない場合もあるし、イヤだけれど仕方がないと諦め隣室に向かうと、確かにえちゅが縦横無尽に飛び跳ねています。イヤだなぁ、これ結構な大物だよ、ママ一人じゃ対処できないよ絶対、とブツブツいいながら室内を覗くと…目の前を。本当に目の前をなにかが。黒いなにかがビュワッ！っと横切り、その後をえちゅがウニャーッ！と走っていきます。叫ぶ余裕もなく飛び退いたのですが、その時は巨大な蛾だと思いました。恐ろしい…恐ろしいですよ、巨大蛾。鱗粉散りまくりですよ巨大蛾！うおーっ！たっけてー！無理ぃぃぃぃぃ！！悶えつつ、それでも対処しなければと半泣きになりつつ、明るくしたら電灯に向かって飛ぶだろうと思いつき、明かりを…付けたら………照明には近付いてこない敵を探していると、なにかが壁掛けにぺとっとくっついていることに気付きました。なにあれ。なにこの黒いの。なんなのこれ。もう正解は分かっているけど、えちゅママの中の常識がそんなのあり得ないと言っている。そんなことあるはずないと叫んでる。でもやっぱり正解だった！これどうみてもコウモリだったーーーーーーーーーーーーっっっっ！！いつ、どこから入ったのか見当も付きません。母が網戸の締め忘れをすることがよくあるので、猫脱走の危機回避のため叱ることは多いのですが、この日はそれもありません。あ、念のため言っておきますが二人とも外は嫌いなので出ません。怖いと信じ込んでいるようです。いいことです。それはさておき。本当に心当たりはないのですが、どこかから入ったのは確かです。だってうちで生まれたはずがないし。昼間のうちに入り込み、夜になって活動しようと思ったところで自分が閉じこめられていると気付いたのでしょう。猛烈にバタバタしていました。このあと、手製の網で速やかに捕獲、追放を実施しましたが…いや本当に驚きました。こんなことってあるんですね。実はえちゅママ、フルーツバットは飼育したいと思っているのですが、突然の侵入者はやはり困ります。あー、えちゅの獲物にならなくてよかった～。いろんな意味で間一髪、危険満載の珍事でした。上の生地が派手なので、TDLは地味に。………地味すぎる………スペシャルイベント中のゲートは色々なデコレーションが施されるのが通例で、えちゅママも毎回楽しみにしています。でもこれ…今年はこれだけ…うう…まあ去年の夏もこの程度でしたが、それでもガッカリです。夏祭りだし、アサガオとか花火とか、モチーフはあるじゃないですか！スイカとか！因みに天井付近には提灯が付いています。夜に見ると綺麗ですよ。
エスちーのお部屋
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