離婚を願い出た時

彼は分かりやすく

傷ついた顔をして見せた。

 

以前の私だったら・・・

なぜか分からないけれど

あの状況になると

すぐに揺らいでいた気がする。

愛情によるものではなくて・・・

イジメっ子扱いされているというか…

責めたてる側の人間・・・

という立ち位置がすごく嫌いで

どう考えても相手に非があろうが

弱いところを見せられると

踏み切れないダメな人間だった。

 

昔からそう

私を仲間外れにしたがっていた同級生が

周りからいじめられる側になったときも

恐る恐る近づいてきたそのイジメっ子を

受け入れてしまい、

調子が戻ったイジメっ子に

再び標的にされたり・・・

人の彼氏にチョッカイ出して

周りの子に私の無いこと無いこと言いふらし

最後にヒトリになったアホな女も

謝られると許しちゃって

同じこと繰り返される馬鹿な私。。。

うん、いいんです、

あの頃の被害は自分だけで

守る者もいなかった若いころだし、

アホなことしてきた奴らも

何処かしらで何かしらの天罰を受けていたから。

 

だけどもうその時の私は違った。

小さきものを守る意識以外なかったし

 

短期間のものを含めると

既に別居を2回していた私たち。

理由はどちらも息子への態度。

2回目の別居解消時

私は彼に伝えた

「次はないです、本当に」

彼は大きく頷いていたのを覚えてる。

 

 

彼の精一杯の反論はこんな感じだった。

『同じことを繰り返してるわけじゃない。』

『何も変わってないわけじゃない』

『努力してないわけじゃない』

『オレだって頑張ってる』

『離婚なんて言われる覚えない』

 

・・・歩み寄る気は微塵もない

極地まで至ってた私にとっては

 たいがいにしろよ

という思いしかなかった。

オレは頑張ってる

その結果、エスカレートして

事故でもなく息子に外傷くわえてる時点で

もはや手遅れ極めてる・・・

それを頑張った結果だと言うのなら

キチガイでしょう。。。

 

でも何言っても無駄だから

すべて聞き流す。

 

私、本当に気が強いんです。

間を開けずにすぐ論破するし

口論で負けたことがないです。

私すごいんです って言いたいんじゃなくて…

良くも悪くも

私は私自身の行動に責任を持って動いてるから

自分を責めることが山ほどあっても

他人に責められたときには反論できてしまう

どこまでも。。。

ただ、

興味がないことには口を出さないだけで

前述のイジメっ子やクソ女も

本当に滅多クソに言っても良かったのかも

だけど興味がなかったから

ほえーーーってスルーしていて。

何も考えていなかったから

やられっぱなしだったわけでもなくて・・・

 

でも子供たちの人生がかかれば話は別。

自分が芯を持って行動していれば改善する

って話でもなかったからこそ余計に

結婚生活中、

一生懸命かんがえ、一生懸命つたえてきた。

 

なので、”言っても無駄だし”って言って

何も行動しない人があまり好きではない私でも

この時ばかりは

伝え続けてきたうえで

初めて”言っても無駄”を感じました。

 

とにかく繰り返し

「別れてください」

「離婚させてください」

「子供たちと笑って暮らしたいんです」

「心から笑いたいんです」

「限界です」

と改めて土下座。

 

どんどん人のせいにし始める彼の言葉が

保育園児の息子の言葉と比にならないほど

幼稚で

支離滅裂で

そのうち異国の言葉にすら思えて。。。

子供たちには

過程が大切だから結果は求めない。

求めない分、出来た時の感動が半端なくて

馬鹿みたいに褒めちゃいます。

でも彼は立派な大人であり、父親であり、

なにより私の子供ではないので

結果を出せてない以上、

もう信じる根拠もない。

 

「絶対に考えは変わらないので。

 とりあえず遅いんで今日は寝ますね。」

とその場を終わらせた。