妊婦の血液を採取し、血液中の胎児のDNA情報から胎児のダウン症など3種類の染色体異常を調べる検査が、2013年4月から 限られた認定施設で始まった。

陽性でも 確定診断ではなく 追加検査が 望まれる。

従来の羊水採取検査より 早い時期に施行可能で 検査の危険性を減少させたことは 検査としては 良いいことなのだろう。

どちらにせよも 20万円を 越える費用が 必要だ。

問題になっている点は・・・、

胎児のダウン症診断は 中絶を含む 胎児の 選別が 行われる可能性があることだろう。

自分たちの認めた正常なもの以外排除する 優生思想につながる。

または 現存している障害者の存在の否定に つながるなど 様々な議論が 始まった。

確かに 高齢出産が 増加している現在、高齢出産になればなるほど ダウン症の発生率は 大きく上昇する。

これも事実だ。

勿論 人間の営みに 正解などない。 医学は 数学ではないのだ。

今後 議論していかなければ ならない事項が まだまだ残っているし 新たな問題点も 浮かび上がってくるだろう。

人間は 医師は 科学者は どこまで 神に近づくつもりなのだろうか?