そもそも 医師派遣業(正式には医師紹介業)は どんな人たちが 営んでいるんでしょうか?

大手の 人材派遣業者が 医療業界に 進出して来ているケースが あります。皆さん」ご存じの 大手企業です。

他には 小さい紹介から 業界大手に発展した 会社も あります。

その他 中小数え切れないほどの業者が ひしめき合っています。数え切れないというのは 一人でやっている零細企業も(?)たくさんあるからです。

大手の下請け 孫請けをしながら 、個人でもやっているケースが多いようです。

資格ですか? 驚くなかれ 無資格です。つまり 何ら資格もなく 始められる仕事なんです。

元々 病院の事務関係を していた人も多いですが 全く異業種からの参入も 多いようです。誰でも 資格なしに出来る?
この不景気で 仕事のいない時に 打って付けの仕事ではないでしょうか(笑)?

しかし、まず 病院に コネが必要です。一見さんお断りの病院が多いです。病院も信用第一ですから。病院に 顔が利く 人脈が必要です。

それと 急な仕事も受けてくれる 便利な お医者さんを 抱えていると 最高でしょう。
急に開いた穴(急にドクターが休んで 外来担当医がいないなど)の スポット と呼ばれる穴埋めが出来る業者には 次にも 声がかかります。

医局に 全く 所属しない。 又は 一旦入局したが やめた医者も 新しい常勤先を 医局に 頼ることなく 探して貰えます。

決まった 就職先を持たず 毎日 曜日ごとに いろんな病院の 外来や 検査や 入院処置などの担当をする いわゆる フリーター医者も 増加しています。

担当患者を待たないので 夜 緊急呼び出しを受けたりしないで済みますし、常勤より気が楽なようです。

しかも 場合によっては 常勤より 毎日違うところ 特に 給与の高いところを 探して 行けば 常勤より 月給単位で 高い場合があります。

ますます 医局離れが 進みますね。

病院側との契約は 3ヶ月で 見直すことが多いので、こういったフリーター医師と組んで 3ヶ月事に くるくる 医者を 代えて、その都度 紹介料と称して、医師の給与の 2-3割の 紹介手数料を 病院から せしめている 業者も その業者と組んだ お抱えドクター(笑)も 登場しています。

でも 病院に 理不尽な要求や 契約以外の仕事を強要されても 医局のようには 力強く応援は してくれません。

イヤなら、すぐに辞めるつもりの医者には どうでもいいですが 、真剣に その病院で 働いて 専門医でも 取得しようと思っている医者には 契約条件と違って 学会も参加させて貰えず、孤立無援の状態になる危惧が あります。

もう一度 言っておきますが こういった紹介業者の個々の人々は 何ら資格も持っていませんよ。助けてくれませんよ。

まじめな業者と 怪しい業者が 入り交じって 独特の世界を形成しています(笑)

やっぱり 昔からの医局制度が 一番 良いですよ、医者にとっては。

(まだまだ 続く)