次の彼のプログラムは一体どんなだろう・・・？

考えるとはなしに、考えている。

ふと、浮かんできたのは懐かしい青。

そう・・・青だ。

近頃、青色のものを見るとつい

物思いにふけってしまう。

物思い・・・？

いや、そんなセンチメンタルではない。

それは鮮烈な残像を残す
命のほとばしりの青だった。

喜び

悲しみ

苦しみ

怒り

慈しみ

・・・・・

あらゆる感情が混じり合った青。

思い出す、

一瞬でこころ奪われた、
稲妻のような青い軌跡。

思えば、
あの時、君が纏（まと）った青は

この世の果てにも似た

生命そのものが静かに燃えさかる
命懸けの色だったのだ。

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先日、書店のレジに並んでいる途中、
ふと気になるタイトルの本が目に付きました。

　　「音のかなたへ」（梅津時比子古著）

仄かな予感に誘われて手に取り開けると、
それは見事に的中していました。

目次。

散りばめられた、青のイメージ・・・

第二章のコンサート評はこんな感じ。
サブタイトルに惹かれます。

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オフシーズンとはいえ、既に

オリンピックの気配が漂ってきていて、
羽生選手は一体どのような

シン・プログラムで挑むのかと、

気になります。

しかしながら・・・

あれこれ想像を巡らせたところで
全く予想もつかない（あたりまえですね笑）。

そしてそんな時、未だこころに

思い出されるのは、ソチ後の、あの

大変なシーズンに彼が挑んだプログラム

『ショパン・バラード第一番』なのです。

何であれ、初めての体験は忘れられない

・・・と、

そういうことなのでしょうか？

それがあの作品で良かったなあと、
心から思う今日この頃です。

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青い記憶