この前手術をしました
扁桃腺摘出なんてよくある事なので簡単な感じだと思ってたら、思いの外大変だった

喉がおかしいなと思ったのは大体2年くらい前の事である
私は散歩が好きなので良く食後に歩く

能楽師は楽屋でも舞台でもじっと正座をしていることが多い
他に車移動や、新幹線、飛行機なんか乗ってじっと座る
仕事が終わり家に帰ると随分足がしんどい
今日も働いた
なんて思ってたら1日の歩数はとても少ない
だから足がしんどいのを我慢して歩く
歩いてみると逆に血流が良くなってスッキリ
昼間は屋内にいる分、街を歩く
近所でもなかなかゆっくり見ながら歩くことがないので楽しい
京都を観光気分であるく
夜になっても外国人で賑やかな二条城あたりを歩いていると

花粉か?黄砂か?何か喉がイガイガする
家に帰ってうがいしても何か喉がおかしいなぁ
そんな感じに喉の違和感が気になりだした
けど、扁桃腺はもとからちょっと大きい
それに毎年秋冬は扁桃炎になる
熱は40℃に昇ることもある
これの繰り返しで肥大した

昨年末はひどい炎症で声帯までおかしくなった
1月も配役の交代やキャンセルなど多方面に迷惑をかけて、2月にやっと手術できた

先輩曰く
全然たいしたことないわ
もう3日後からお酒ノンだわ
俺なんか麻酔なかったわ

え?
私は全身麻酔に重湯からはじめます

重湯でも痛い!

助けて犬さん!


しかし何とかベッド生活を切り抜け退院
しかし退院してもなかなか直ぐには治らない

先生曰く扁桃腺摘出したなかで、ナンバーワンの大きさでした
だから傷跡も同じく大きいです
瘡蓋がとれるまで気をつけてください

でした
小さい頃腎炎の手術をしてから入院してなかったけど、やっぱり辛い
ゆっくり本とか見れるかなとか思ってたら確定申告の作業やなんやらで何も出来ませんでした
何より術後は熱もあり何もできません

やはり健康が第一

厄年になりもう厄を発揮した記録でした

先日は第23回宇髙青蘭能之会でした

お越しになられた皆様有り難うございました

これからも精進して参りますので、よろしくお願いします

海人を終えて思い返しますと、なかなか大曲だったなと思います
100分以上かかるとは思いませんでした
このシテもおしゃべりで沢山セリフがあるなという印象でした

亡父の海人の印象は変身男子の小書がついてたので、後半は悪尉の面を掛け、白頭に大龍をつけ鹿杖をついて出ていったのを覚えています
ただでさえ前半は沢山の見所がありしんどいのに、後半は重い位で出ていくのはさらにしんどそうです
今回はご縁があり能の前に志度寺にお参りにいくことができました
海人のお墓や、縁起の絵解きを聞かせていただき大変ありがたかったです






また今回も姉と能面の製作に辺りいろいろと意見交換しながら作ってもらいましたので、1曲に対する思い入れが強い曲となりました
何度も回を重ねれば馴れて来るのかもしれませんが、2回はやりたくない曲目に思いました
能は本来一期一会ですので、今回も一生に1度きりかもしれません
どちらにせよその積もりでさせていただきました
次回させてもらう機会があれば、誰もみたことない海人ができればと思います!

余談ですが偶然にも今年は金剛定期でも大会をさせてもらい、経巻開く場面があり重なりました