病気のことで、2ヵ月に一度夫の気持ちが低下する。
 
 

2024年4月13日(土)
 

 

この数日、夫の寝つきが悪い。

再発を考えると眠れなくなるという。

かける言葉がない。

 

 

 

 

大動脈と下大静脈を巻き込む再発だとしたら 手術をするか迷う

 

 

この数日、夫が考え事をして寝つきが悪い。深夜に起きて安定剤「デパス0.5mg」を飲むので、翌朝10時頃まで目が覚めない。日中もボーッとして集中力が低下している。
何の考え事をしているのか聞いてみたら、「後腹膜脂肪肉腫」…、がんのことを考えていたらしい。「もしかしたら再発をしているかもしれない…」と。中途半端にCT画像が読めるせいで、心配な影も見えてしまうようだ。
 
 
前回の経過観察2年目の受診で、私も少し気になったことがある。主治医は何も言葉を発しなかったが、画像の大動脈付近を指さした、夫もそれを理解したようだった。二人のアイコンタクト。
 
 
家に帰ってから、夫は画像をじっと見ていた。その後は普通の生活をしていたが、この数日は不安がぶり返して来たようで、「オレは80歳まで生きられないかもしれない。」と言った。
 
 
脂肪肉腫の再発が、大動脈と下大静脈を巻き込んでいくものだとしたら…、年齢的に考えても手術はしない方が良いのかなと言い出した。私の考えは「取れる位置の再発であれば、切除した方が良いと思っている」と言った。脂肪肉腫が臓器や血管を圧迫し、おなかが膨れていくのを黙って見ていくのは精神的に辛いと思う。
 

 

どんな手術になるのか…。2012年の文献と同じ手術ならかなりエグい手術。2年前にも一度読んだけれど、今の方が臓器位置をイメージしながら読めるようになった。逆に怖さを感じている。大動脈と下大静脈を部分的に切除して人工血管に置き換える…。コロナ(デルタ株)の時に知った機材、エクモは使うのかな? 77歳の夫の体力が持つのか? そもそも手術から目が覚めるのか心配だ。

 


 

大動脈と下大静脈を合併切除しグラフト再建した後腹膜脂肪肉腫の1例

 
 
夫はだいたい2ヵ月に1度、気持ちが少し沈む。その時は、持病薬を貰いにかかりつけ医に行き、2~3分雑談。これでかなり気持ちの切り替えができるようだ。夫の場合はホームドクターが精神安定剤。今度は、CTの画像を一緒に見てもらおう。
「今気にしている場所はここなんだけれど…」を伝えるだけ。話すだけでも気が楽になるのではと思う。
 
 
私ができることは、負の気持ちのスパイラルに陥らないように、気を紛らわせることぐらいしかできない。何で気を紛らわせ気分転換をするか…。多分、社交ダンスしかないと思う。私の間違った動きを注意し鬼コーチになっている時間は、病気のことを忘れるはずだ。
 
 
気持ちが沈みかけている時は、週1回の運動では足りない。最低でも2回、何か目標を持って運動ができれば理想。
運動で疲労すれば、夜ぐっすり寝ることができる。夜の不安感を取り除きたい。

 

 

 

今日は、私が寝られない。もう、4時半。デパスを飲んで寝ることにします。