Rev1  緩和ケアと終末期医療、同義語に感じる
 
 

2024年3月30日(土)

Rev1 2024年4月2日(火)

 

 

「緩和ケア」は、がんに罹患した人が

利用するものということは知っているけれど、

緩和ケアと終末期医療の違いは?

 

がん以外でも緩和ケアは受けられるのか?

分からないことだらけだ…。

  

 

 

 

 

緩和ケアと終末医療…  同義語に感じる】
 
 

夫が、がんセンターに初めて行った時、初診受付が終わったあとに「緩和ケア」の説明を受けた…。

主治医とまだ会ってもいないのに、緩和ケアの話にかなり戸惑った。緩和ケアと終末期医療は同義語だと思っていたから。

 

 

 

「助からないの?」

 

 

 

私達は、過去の経験で緩和ケア医に対する不信感を持っており、その言葉を聞くと、助けられなかった友人を思い出してしまう。

 

 

「緩和ケア=助からないイメージ」

「緩和ケア=治療の放棄」

 

 

こういうイメージがある。というか、過去の経験が実際にそのような対応だったので、終末期医療との違いが分からなかった。

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

2年前の元旦、私達が沖縄から東京に来た時は手術をする病院がほぼ決まったと、解放感喜びの方が大きかった。なので、緩和ケアの紹介は、気持ちを折られた感覚。「手術をして元気に沖縄に帰るので。」と緩和ケアのお誘いを断った。そして夫は私に

 

 

「俺は、””には行かねぇ。」と言った。

(夫の当時、高ぶった気持ちなのでちょっと言葉は悪いです汗

 

 

緩和ケア=がんクラブねぇ…。

 

 

筋トレ友達の70代の友人に「親の面倒を見た際に ”緩和ケア” を使いましたか?」って聞いたら「使っていない。」と返事。

「緩和ケアって、何を緩和してくれるんですか? 終末期医療は緩和ケア?」と逆に質問された。

同義語に感じるね…とお互いに頭を傾げた。

 

 

ネットで「がんクラブ」、いや「緩和ケア」を調べてみたら、がんのステージに関係なく、患者の身体的・社会的・精神的などあらゆる苦痛を和らげて生活の質を上げることを目的にしたもの。一方「終末期医療」は死が間近に迫った状況になって始めて施されるケアと書いてあった。

 

 

○ 緩和ケア

病気の治療は行われている。余命を前提としていない。 緩和ケアの対象はがん患者のみ。

 

○ 終末期医療

死が間近。治療はしない。 余命数ヶ月の患者のみ。

 

 

緩和ケアの定義を初めて知った。緩和ケアと終末期医療は、両方とも緩和ケア医が担当するのだろうか…。これもよく分からない。もし、緩和ケア医がどちらも行うのであれば、昔、助けられなかった友人は、緩和ケアではなく、終末期医療を受けたことになる。「なんてことだ!」

 

 

◆◆◆

 

 

昨日まで健康だった人が、ある日、突然ステージ4がんの診断を受けたら「末期で余命宣告」を受けた気持ちになる。夫も治療方法が確率していないステージ4の希少がんと言われた時は、動揺して余命2年と腹をくくった。実際は、ステージ4でもがんと共存して生活できることを肌感覚で実感したのは1年経ったあたりから。

 

 

「がんセンター」が緩和ケアを紹介するのは、理解はできる。頼れるホームドクターを持っていない人もいる。特に若い人、働き盛りで忙しい人、転勤族の人(これは交流のある方との話から出てきて「はっ」とした) 。自分も転勤族だったのに…。

 

 

私達も、頼れるホームドクターを持てたのは、会社を退職し、自営業になってから。

内地、北海道、沖縄と移動して巡り合うのに数年かかっている。

 

 

緩和ケアの紹介…、、、話すタイミングだよな。

緩和ケアの説明は、主治医と面談をして会計が終わった後で、患者の希望で緩和ケアの相談を受ける方が良いと感じた。誘導されるものではないというのが自分の感想。