5月29日 埼玉 16時00分

今日は。。。

又しても起きてしまったアメリカの銃撃事件から数日。
どんな選曲をすれば良いのか。

今夕紹介する作品は、コレ。

ダウン

DONNY HATHAWAY / DONNY HATHAWAY
1971年作
NEW SOUL / SSW / MELLOW / RARE GROOVE
購入詳細不明

ダニー・ハサウエイ
1945年米シカゴ生まれ。享年、33歳。1979年1月13日、NYのエセックス・ハウス・ホテルのバルコニーから飛び降りたのさ。長年に渡るうつ病を患い、70年代中期にはチャートから姿を消すも、3作のスタジオ作に名盤のライヴ盤の合計4作の魅力で虜になったファンは数知れず。
盟友、ロバータ・フラックの援助を受けて出された共演の2作目が遺作となった。本日のこの作品は、ソロ2作目。これは、MONARCHプレスのオリジナル盤。その相場は、4000円前後かと思います。

この作品で
夕暮れメロウと言えば、コレ。

ダウン
TAKE A LOVE SONG

ソウル・バラッド。。。。

日頃、英語の勉強を兼ねて、海外ニュースサイトばかりを見ているのですが、
その中でNBCが事件後、連日、地元から放送しているのが、あの銃撃事件。

テキサスの小さな町、ウバルテの小学校で起きてしまった銃撃事件。19名のキッズに2名の先生の命を奪ってしまった銃撃。そして7名が負傷、治療中。まだ死者が増える可能性さえもある痛ましい事件。その被害者数は全米史上2位。今回も、そのランキングを何かの記録のように留める程度に濁して、根本の改革=銃廃棄に手を付けようとはならない雰囲気が早くも漂い始めている。例の全米ライフル協会やらトランプやら、銃、銃、銃、と、銃の所持こそ銃犯罪を防ぐとお考えの連中は、今回も血気盛んだ。きっと今回も保守と革新の所持所有権と不要の論争のネタとなるだけなのだろう。

小さな墓を残し、記憶は被害者の中だけに納まって行く毎度のパターンを今回も繰り返すのだろう。そして次の事件が出れば上書きされ、被害者数が少なければ、その少なさを理由に小さな事件にして問題無しにするのだろう。何故って、今日も殺されている誰か1名の銃殺事件なんて報道さえされるのかって思うから。

歌えないからダニーに歌ってもらう事にした、
TAKE A LOVE SONG。

人が銃で殺された。
その後の人生を奪ったのは被害者の誰かなんて匿名化された誰かじゃない。
名前のある、昨日までは生きていた命が奪われたのさ。
だから一人一人の犠牲者の為に、鎮魂を込めてTAKE A LOVE SONGを選曲するよ。

それでは。。。