1月7日 埼玉 16時00分

今日は。。。

今夕紹介する作品もコレ。

ダウン

EMBRACE / DRAWN FROM MEMORY
2000年作
UK ROCK / MELLOW
ヤフオクにて
1500円(落札枚数換算からの推定)
2018年12月20日

この作品で
夕暮れメロウと言えば、
コレ。
ダウン
SAVE ME

フォーキー・ロック。。。

プライマル・スクリーム系ゴスペル風バラッド、SAVE ME...

さて、人気TVドラマ『下町ロケット』。
見られていた方、いますでしょうか。

演出上仕方がないのかもしれませんが、
リアリティの面で前回も今回も少し怪しい所があったのが残念でしたが、
ここではそうした指摘はしません。

今回の『下町ロケット』の表のテーマは、農業。
裏に秘められたテーマは、登場人物たちが何度も口にした『心』です。
それは、例えば英訳した時の、HEARTやMINDにSOULでもありません。

ずばり、REDEMPTIONです。

キリスト教的な価値概念を理解できる人なら、すんなりと、
そうでない方は、ぜひ覚えておくと音楽は映画の理解に役立つかも?な言葉、
REDEMPTIONがテーマ。

あえて和訳すれば、罪のあがない、救い。。。となりますでしょうか。

主要な登場人物たちが、
過去に受けた裏切り、憎しみなどをそれぞれに抱えています。
ユダが沢山登場するのも特徴でしたね。
その一つ一つの恨みを晴らして行く=ユダを成敗して行く1月2日の放送回で、
宿敵・的場を倒した後の二人、重田と伊丹の徒労と虚しさ。
その倒された的場が帝国重工を去る際の柔和の顔。
敵対していた農家を救う殿村。
伊丹から受けた裏切りから特許に許可を出せなかった佃たちの出した救いの決意。
それによって救われた重田と伊丹。

その一つ一つの因縁の物語が、
シリーズの根底に流れる大きなREDEMPTIONの物語となっているので、
重厚感がありました。

又、
劇中、島津がエンジニアが作っているのは心だと言い、
佃は、憎しみからは何も生まれないと言い、
帝国重工社長、藤間が作っているのは心だと言っていましたね。

彼らの姿勢から生み出された心=寛容と許しが周りの人たちに伝わり、
REDEMPTIONへ繋がって行きます。

ゴスペルの如く、ラストの高みに向かってドラマは進行。

そのドラマのラストで、
社員たちが社長室で『救いたいです』と口にするのは偶然ではありません。
助けたいではなく、救いたいです。
引っ掛かる言い方なんです。
普通なら助けたいと言う所を敢えて救いたいと言わせているのです。
その答えを予期したかのような佃は、
その風貌のせいもあってキリストのようだなぁ。。。と思ったぐらいです。

さて、如何でしょうか。

オイラ自身は無宗教。
あっ、レコードの神様は信じてます。

こうしたブログで宗教の事を書くのに正直抵抗感はあるのですが、
好き嫌いは別にして、特に音楽やら映画への理解を深めるのに、
知識として少し知ってだけでも、腑に落ちる事があります。

例えばビートルズのアビロードメドレーの展開とか、
映画007SKYFALLとか、
ボヘミアンラプソディーもそうですね。
そして本日紹介の、このナンバーも。。。。REDEMPTIONです。

それでは。。。