1月23日 大宮 08時00分

お早うございます。

20日にさいたま新都心のMOVIXで、
007の最新作、『スペクター』を観て来ました。

ダウン


以下、
ネタばれあり。。。と断っておきます。

結論から言います。

ダニエル・クレイグこと、
『ブルー・アイズ』ボンドの4部作の最終章にして、
それまでの3部作をぶち壊す程の駄作。。。。です。

の最大の原因は、

最終章だからです。。。

虎の新監督、アニキ流に言えば、
『超変革』で臨んだのが『ダニエル』ボンド。

その評価、高収・高興行成績、功労、ねぎらい感に酔って製作された
としか思えない終始『思い出作り』な作品です。

良く言えば、アンソロジーかベスト盤
悪く言えば、海賊盤か駅で売ってる980円ベスト。

ストーリーは、到ってシンプル。

過去3部作の敵、裏で暗躍していたのが『スペクター』って
悪の組織。

その壊滅に乗り出すボンド。。。これだけです。

の設定=『こじつけ』の後付け感が払拭できないので、
無理矢理、強引に『こーだったのか』として、
ストーリーが展開されます。

そして展開ごとに見せる場面、アクションの一つ一つが、
ショーン・コネリー他の歴代ボンドからの引用です。

セスナ機上のアクションシーン ゴールン右矢印デンアイ
雪山の診療所 右矢印女王陛下
雪山ロープウエイ右矢印 ムーンレイカー
列車のシーン&アクション 右矢印ロシアより愛を込めて。。。
秘密基地 右矢印Dr.ノー

などなど。。。

列車のアクションシーンなんて、
退治するオトコの雰囲気は、
『ロシアより~~』では無名だったロバート・ショウの
『JAWS』時の船長のような 荒くれ風貌とソックリ。
しかも、
列車より放り出される時にロープに繋がった樽の
小細工まで施して、ロバート・ショウを演出。。。

シーン展開を過去作品からの引用で繋ぎ、
過去3作で繋げられる部分は繋いで、
全部スペクターのせい。。。。ってオチ。
更に、
そのスペクターのトップがボンドの幼少時に引き取られた
家族にいた兄のような存在だったオトコ。。。って、
出来過ぎで、却ってスケール感の小さなこじんまりした社会の
出来事のよう。。

遊びが過剰。

ストーリーは寡少。

過去3部作でボンドに倒された敵、
ボンドを手助けした仲間の死も、
これじゃ成仏しねーだろうな。。。。と。

さようなら、
ブルーアイズ・ボンド。

それでは。。。