1月7日 埼玉 08時00分

お早うございます。

元旦に映画を観ました。

大晦日~夜勤~元日と、
シゴトを挟んでレコ屋を徘徊してクタクタなのに、
1000円で映画が観れる貴重な『1日』を逃すなんて。。。
もったいない。

で、
観て来ました、『キャプテン・フィリップス』を。

ダウン


もうそろそろ公開も終わる?ので、
『ネタばれ』ありで感想を。。。。
ダウン
頻発するソマリアでの海賊行為。
その被害にあったフィリップス船長の実体験を
ベースにした作品です。

海賊行為を行うソマリアの漁民の背景、
フィリップス船長のプライベートな背景、
アメリカ軍の背景。。。

と、それぞれの背景が描かれ、
徐々に交錯して行く。。。。

ソマリアの猟師は、魚をごっそり他国に獲られ生活苦。
そこにヤマ師が漁村に現れて『海賊ヤリテー奴、この指とまれ!』なノリで
海賊になりてー奴を集めて行く。

フィリップス船長は、支援物資を運ぶ、
勇気はあるけど勇ましくはない良心的なアメリカ人。

その支援物資を運ぶ途中で
海賊に襲われタンカーを拿捕されてしまう。

人質となった船長。。。

タンカーの乗組員たちの機転で、
まんまと海賊のリーダーを捕まえ人質交換となるはずが、、、、

タンカーに装備された救命艇で逃げる際、
海賊に又しても人質になって連行される船長。

そして救出に出る米軍。

。。。。

船長と海賊との会話の中で、
アメリカの常識・良識とソマリアの現実のズレ。

そんな両者のある意味人間らしい関係に対して
あくまでドライに任務を遂行する米軍。

映画後半。

人質交渉で米軍艦に赴く海賊のリダーのみが生き残り、
残りの仲間は射殺されるシーン。

思い出すのは映画『狼たちの午後』。

映画では明確に描かれていなかったが、
海賊のリーダーの会話の中で繰り返し語られるアメリカへの憧れから、
打算と言えども『生き延びてアメリカへ渡る方法』への計算があったはず。

正義なんてどこにもない。
正義なんて主語しだいでコロコロ変わる。

ソマリア側から見れば、アメリカこそ海賊。

生き残る、
生き延びる。。。。

船長と海賊が同じコトを願うのに
こんなにも思いに違いがあること。。。

決して埋まらない『差』をもっと浮き彫りにすれば
もっとイイ作品になったかな。。。

それでは。。。