こんばんは!
Music Life 宮尾 です。
今日は Music Life の『弦の保管方法の変更』についてのお知らせです。
4月から「弦を全てチャック付の袋に入れて」いました。
→ 【Music Life】販売する弦を全てチャック付の袋に入れて錆び・劣化を防ぎます!
これにより空気との接触を減らして、できるだけ錆びや劣化を防ぐということです。
実際これは効果はとてもありました。
でも、やっていて気になる部分がいくつかでてきたんです。
「うーん、ここがもう少し良くなればいいのにな~。」
「もっと良くしたいな~。」
こんな想いで日々ネット検索をして何が良いのか探していました。
それが7月頭に書いた「弦の保管方法は試行錯誤。 より良い方法を見つけ出すために勉強中です。」です。
で、ここから変えました。
チャック付きの袋の状態よりも、さらに完全密封&脱気・真空状態にして錆びや劣化を防ぎます!
例えば最初のほうにやったDRの弦。
DRは元からかなり錆びやすいです。
これは弦の素材・性質もありますが、メーカー側が紙袋に入れているだけというのもありました。
最近は弦がビニール袋にて覆われています。
ですが、僕はこれは信用していません。
というのも、軽くゆっくり押すと「プシュ~」と空気の出入りが確認できるのもあるからです。
全てが完璧ではない。
だからこういう物・不安なものは確実に真空パックにします。
さらに除湿剤(シリカゲル)も同梱します。
真空状態・中の空気が少ない状態でその空気の湿度を減らせばより錆びる要因を減らせるのではないかと考えています。
ただこれに関しては、脱酸素剤と除湿剤の錆び・劣化に対してどちらが良いのかがまだはっきりとしていないので、今後変わる可能性があります。
脱気・真空パック状態。
エリクサーも真空パックにします。
コーティングされているので、そもそも劣化や錆びに強いですが、あの紙袋&外箱だけの梱包が気になっています。 前はチャックつきの袋で対応していましたが、これもちゃんと覆った方が良いと思って真空パックにします。
ここで注意しないといけないのが、脱気しすぎること。
脱気・空気を吸い過ぎるのは真空状態にするには良いことなんですが、弦同士の圧迫が強すぎるのは良くないと考えています。
弦が曲がったりしたら元も子もないですよね。
なので、全部手作業で「やりすぎないけど、空気はしっかり吸う」ような状態をやっています。
あと、上記画像ではベコってなっているんですが、見た目ほど強くはないんです。
最初は試す用の弦で色々と試しました。
試しては「これは違うな~」と袋開封して袋を捨て、試しては問題点見つけて開封、袋を捨て・・・の繰り返しでした。
John Pearseの弦も真空パック。
これも元の梱包のされ方が不安ですし、空気の出入りが多いです。
外部の空気と遮断するため、今までよりもかなり新鮮な状態を保てます。
密封されているアーニーボールの弦も真空パック。
同じく密封されているMartinの弦も真空パック。
「最初から密封されているものを真空パックにする必要ないんじゃないの?」
という意見もあるかと思います。
実際、僕も思ってました。
「これらはやる必要あるのかな?」
「密封されてるのならやらなくて良いかな」
こんなことを思いつつ、弦を真空パックにしてみました。
やった瞬間に「これもやるべきだ!」と気づきました。
それは、「密封されている物にも全てが完璧ではなく不備がある」というのもあるんですが、それ以上に良いことに気付けたからです。
それは「密封されているという状態が確認できる」という点です。
画像を見てもらえれば分かるんですけど、「ベコっ」って凹んでいないですよね?
もし密封に不備があり空気の出入りがあれば、脱気・空気を抜いた際に弦の内部にあった空気を吸い込む事になります。
中の空気を吸い込む=クシャッとなって弦の形が出てくる見た目になるはずです。
しかし、やってみるとそれはならなかったんです。
ならなかった=完全に密封されていますよ。
という証明です。
今までの経験でもあるんですが、密封されているのでもごくまれに不備があります。
でもこれって気付きにくいです。
それが最初に分かる。
安心して使える!
この安心感って結構大きいと思っています。
本来の真空パックにするメリットは少ないとは思いますが、この確認ができるという点はかなり大きいと思っています。
これを見てから、「安心して使ってもらうために密封されている物も全てやる必要がある。」という想いに至りました。
・新品の弦を買ったのに錆びてた
・新品なのにいつものような張りや音がしない
・まとめ買いしたら保管している間に錆びた
これらは僕が昔に経験したことです。
この経験は本当に悲しいです。
はっきり言って、こんな経験は他の人には味わってほしくない!!
真空パックにすることで、この問題に終止符が打てたのかもしれないと思っています!
ただ、この方法が全てにおいて完璧かはまだわかりません。
まだ改善するべき事があって、これから出てくる可能性もあります。
そしたらまたその時に改善していきたいです。
弦を安心して使って頂きたいです。
新品の弦を買って、ちゃんと「新品の弦」という当たり前の事が当たり前であるようにしたいです。
そのために色々と考えて、色々な人の声を聴いて、プレイヤーにとって嬉しい・喜んでもらえるお店にしていきたいです。
まだまだ考えるべきこと・するべきことも多いですが、これからもどうか宜しくお願いいたします!!
Music Life 宮尾範和
P.S 一番最後に真空パックができて興奮した時のTwiiterでの発言を載せて終わりたいと思います。
【Music Life】
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Music Life 宮尾 です。
今日は Music Life の『弦の保管方法の変更』についてのお知らせです。
4月から「弦を全てチャック付の袋に入れて」いました。
→ 【Music Life】販売する弦を全てチャック付の袋に入れて錆び・劣化を防ぎます!
これにより空気との接触を減らして、できるだけ錆びや劣化を防ぐということです。
実際これは効果はとてもありました。
でも、やっていて気になる部分がいくつかでてきたんです。
「うーん、ここがもう少し良くなればいいのにな~。」
「もっと良くしたいな~。」
こんな想いで日々ネット検索をして何が良いのか探していました。
それが7月頭に書いた「弦の保管方法は試行錯誤。 より良い方法を見つけ出すために勉強中です。」です。
で、ここから変えました。
弦を全て「真空パック」にします!!
チャック付きの袋の状態よりも、さらに完全密封&脱気・真空状態にして錆びや劣化を防ぎます!
例えば最初のほうにやったDRの弦。
DRは元からかなり錆びやすいです。
これは弦の素材・性質もありますが、メーカー側が紙袋に入れているだけというのもありました。
最近は弦がビニール袋にて覆われています。
ですが、僕はこれは信用していません。
というのも、軽くゆっくり押すと「プシュ~」と空気の出入りが確認できるのもあるからです。
全てが完璧ではない。
だからこういう物・不安なものは確実に真空パックにします。
さらに除湿剤(シリカゲル)も同梱します。
真空状態・中の空気が少ない状態でその空気の湿度を減らせばより錆びる要因を減らせるのではないかと考えています。
ただこれに関しては、脱酸素剤と除湿剤の錆び・劣化に対してどちらが良いのかがまだはっきりとしていないので、今後変わる可能性があります。
脱気・真空パック状態。
エリクサーも真空パックにします。
コーティングされているので、そもそも劣化や錆びに強いですが、あの紙袋&外箱だけの梱包が気になっています。 前はチャックつきの袋で対応していましたが、これもちゃんと覆った方が良いと思って真空パックにします。
ここで注意しないといけないのが、脱気しすぎること。
脱気・空気を吸い過ぎるのは真空状態にするには良いことなんですが、弦同士の圧迫が強すぎるのは良くないと考えています。
弦が曲がったりしたら元も子もないですよね。
なので、全部手作業で「やりすぎないけど、空気はしっかり吸う」ような状態をやっています。
あと、上記画像ではベコってなっているんですが、見た目ほど強くはないんです。
最初は試す用の弦で色々と試しました。
試しては「これは違うな~」と袋開封して袋を捨て、試しては問題点見つけて開封、袋を捨て・・・の繰り返しでした。
John Pearseの弦も真空パック。
これも元の梱包のされ方が不安ですし、空気の出入りが多いです。
外部の空気と遮断するため、今までよりもかなり新鮮な状態を保てます。
密封されているアーニーボールの弦も真空パック。
同じく密封されているMartinの弦も真空パック。
「最初から密封されているものを真空パックにする必要ないんじゃないの?」
という意見もあるかと思います。
実際、僕も思ってました。
「これらはやる必要あるのかな?」
「密封されてるのならやらなくて良いかな」
こんなことを思いつつ、弦を真空パックにしてみました。
やった瞬間に「これもやるべきだ!」と気づきました。
それは、「密封されている物にも全てが完璧ではなく不備がある」というのもあるんですが、それ以上に良いことに気付けたからです。
それは「密封されているという状態が確認できる」という点です。
画像を見てもらえれば分かるんですけど、「ベコっ」って凹んでいないですよね?
もし密封に不備があり空気の出入りがあれば、脱気・空気を抜いた際に弦の内部にあった空気を吸い込む事になります。
中の空気を吸い込む=クシャッとなって弦の形が出てくる見た目になるはずです。
しかし、やってみるとそれはならなかったんです。
ならなかった=完全に密封されていますよ。
という証明です。
今までの経験でもあるんですが、密封されているのでもごくまれに不備があります。
でもこれって気付きにくいです。
それが最初に分かる。
安心して使える!
この安心感って結構大きいと思っています。
本来の真空パックにするメリットは少ないとは思いますが、この確認ができるという点はかなり大きいと思っています。
これを見てから、「安心して使ってもらうために密封されている物も全てやる必要がある。」という想いに至りました。
・新品の弦を買ったのに錆びてた
・新品なのにいつものような張りや音がしない
・まとめ買いしたら保管している間に錆びた
これらは僕が昔に経験したことです。
この経験は本当に悲しいです。
はっきり言って、こんな経験は他の人には味わってほしくない!!
真空パックにすることで、この問題に終止符が打てたのかもしれないと思っています!
ただ、この方法が全てにおいて完璧かはまだわかりません。
まだ改善するべき事があって、これから出てくる可能性もあります。
そしたらまたその時に改善していきたいです。
弦を安心して使って頂きたいです。
新品の弦を買って、ちゃんと「新品の弦」という当たり前の事が当たり前であるようにしたいです。
そのために色々と考えて、色々な人の声を聴いて、プレイヤーにとって嬉しい・喜んでもらえるお店にしていきたいです。
まだまだ考えるべきこと・するべきことも多いですが、これからもどうか宜しくお願いいたします!!
Music Life 宮尾範和
P.S 一番最後に真空パックができて興奮した時のTwiiterでの発言を載せて終わりたいと思います。
先日から始めた「弦の真空パック化」。若干やりすぎかなぁとか、どの種類まで真空パックにするか考えてたけど、今日でその悩みは終了。全てを真空パック化することにした。 これがあると安心感が違う!密封してある物も不備があっても安心できる^^
pic.twitter.com/ohJfopyjjh
— Nori (@norinori0107) 2015, 7月 22
自分がやってる事で自分で感動w 昔に「新品買ってて錆びてた」「保管してる間に錆びてた」っていう嫌な経験を、無くせたんじゃない? 長年の恨みを果たせた感じ(笑) もうちょい検証しないとだけど、超嬉しい。 普通に「買った弦が新品である」っていう状態にできた気がするぅぅううう!!
— Nori (@norinori0107) 2015, 7月 22
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