本日2回目の更新です。
1つ前の記事「TOKYO ハンドクラフトギターフェス 2015 に行ってきました! 」でも書いた、「Add Strings」のレビューです。

ADDVENTOR というメーカーが開発した Add Strings(アドストリングス)。

「弦を1本追加して12弦ギターのような響きを得られる」というアイテムです。

Add Strings(アドストリングス) 12弦 Add Strings(アドストリングス) 12弦



ホントかいな!?



12弦ギターの音ってとても魅力的なんだけど、そんな簡単にその音が出せるわけがない。

情報を聞いた瞬間はそんな気持ちでいっぱいでした。

ハンドクラフトギターフェスに出展しているので、これは試さねばと!


といういきます。


■ 使用感想


結論を先に書くと・・・



12弦っぽい響きは得られます。



これは本当に面白いパーツでしたね。
たった1本の複弦でここまでか、っていう。


コードをジャラジャラ弾く分には12弦っぽさは確実に得られます。
たった1本でもかき鳴らすと「1本増えただけ」とは思えない響きなんです。

ただ、アルペジオを弾く時は注意。
というのも、このパーツは"3弦にしか複弦はない"ので、弦を1本1本弾くアルペジオでは、12弦っぽい響きのG弦(3弦)と他の弦という差ができてしまいます。

これはこれで面白いんだけど、ちょっと気になったかな。

逆にこの特性を利用して3弦上のフレーズとかは面白いと思います。

気になったのはこの部分のみで、簡単に12弦っぽい響きが得られるのでかなり良いです。

ベストは複弦をもっと増やせれば最高ですね。
高音弦(3~1弦)全部とか。

今後の開発の予定を聞いてみましたが、今のところはないとの事でした><


でも個人的に欲しいです。 というかおそらく買います。



また取り付けもかなり簡単そうでした。

詳しくはYoutubeにて説明する動画がありますが、簡単にここでも書きます。


■ 装着方法

付属するパーツ&キットはこれだけ。




先程の画像を使います。

ヘッド部分にペグ部分を装着。

Add Strings(アドストリングス) 12弦
 


ブリッジぼブリッジピンに、複弦のポールエンド部分をひっかけるパーツを取り付けます。

さらにサウンドホールにもパーツを取り付け。

Add Strings(アドストリングス) 12弦


このサウンドホールのパーツは「複弦を使いたくない時」に使います。



画像のようにひっかけます。
フェンダーのヘッドにあるテンションピンみたいな感じです。
こうすることにより弦が下にさがり、弾く時に触れないというわけです。
よっぽど深くひっかけない限りは触れないです。


で、最後の部分。

この商品はナット部を加工しないといけないんです。

これを聞いた瞬間「えー、自分でできないし、リペアショップとか持っていくのかよー!?」って思いました。
弾く専門なので、こういうのは本当に苦手なんです^^;


でもね、めちゃめちゃ簡単なんですよ。

Add Stringsのキットには「カッター」と「切り込みを簡単にするパーツ」があります。




「カッターがあるって言っても、そんなの素人にはできないでしょうよ。。」


・・・

と、思ったら!

素晴らしいパーツがあったんですよ!

上部画像の上の丸部分。

・・・何がなんだか分からないですね(笑)

使用方法はこれ。



あれを2弦と3弦のナット付近に取り付けて、カッターをそのパーツのサイドにあてて少し切り込みを入れる。

それだけ。


弦と並行にまっすぐ切込みを入れられるし、だれでも簡単にできる。

よく考えてくれました!!

この取り付けの簡単さがなければ「買いたい」と思わなかったかもしれません(笑)


ちなみに使用する弦は「09」の弦です。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 



以上、レビューと簡単な取り付け方法の解説でした。

いやー、これ欲しいです!

Music Lifeでも入荷できないか調べたいです。

今のところサウンドハウスさんだけでの販売かと思います。

これは面白いサウンドにできるので、豊かな音・12弦っぽい響きが欲しい人にはオススメです^^

ADDVENTOR ( アドベンター ) / ADDSTRING