2つのお別れ | Modisch 韓国でハンドメイドお教室

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2014年11月より韓国在住
ソウル市内にてアイシングクッキー・リボンレッスン開催中
JSAアイシングクッキー認定講師
韓国初M-Style Luxe認定講師


先週で10月が終わりもう11月ですね。
先週は日本語クラスの生徒さんとのお別れが2つありました。

1人目は19歳のP君
日本のアニメやマンガが大好きで、日本へ興味を持った大学生
4ヶ月程日本語を教えて来ました。

先々週、突然青い顔で現れたP君青い顔
『先生。。。大切なお話しがあります。。。
 突然なんですけど。。。僕、来週から軍隊迷彩に行くことになりました青い顔

え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!え゛!

『昨日の夜、メールで連絡が来て、来週の火曜日から入隊ですひゃ~・・・

12月か1月に入隊予定です
笑・と以前に話しは聞いていたので、もーすぐだなとは思っていましたが
こんなにも突然連絡が来るなんて本当にびっくりで心の準備ができていなくていきなりどん底冷

初めて会った頃は聞き取りができなくて、会話するの大変だったのに、日にちを増すごとに上達し
その成果を試す為に9月には1人で大阪旅行をしてさらに会話力が上がったとこだったのに。。。もっと色々教えたかった冷

SHINeeのKEY君
に似てて、人懐っこくてとてもいい子だったP君

召集がかかったのに日本語クラスに来てくれたことに私はとても感激でした。
入隊が決まると、友達と最後の別れをするために飲み会が続くと聞いたことがあったし、
ましてや入隊まで1週間(通常は1ヶ月くらい前とかに連絡あるようです)と激短なのに最後まで
日本語のこと忘れずにいてくれたP君涙

『のりこ先生に最後にちゃんと挨拶したかったんです敬礼

完全に母親の気持ちになりました。我が子を送り出す母の気持ちです。
P君の家庭は少し複雑でお母様が2人いらっしゃいます。お母様たちもきっとさ寂しいがっているだろうと
思っていたのですが、『母たちには早く連絡来てよかったわね。早く行ってきなさい』
と言われたそうです。私。。。。この国で男の子を産んだらまたこんな思いをするのでしょうか。
韓国人ママ強し
アセアセできれば我が子には日本籍日本国旗をとってほしい汗強くそう思ってしまいました。



将来は日本とヨーロッパに住んでみたいと夢を持っているP君
そんな話しを友達にすると変人扱いをされると言います。
グローバルな視野を身につけたいと思っているのに、友達には『韓国に住んでるのになんで
わざわざ外国に行く必要があるの』とあまり理解してくれないと嘆いていました。

変人ではないよ。周りのみんながまだ海外に行ったことがないから他国への関心がないんだよ。
P君はみんなより先に色々な事を知っているんだよ。P君みんなより最先端よ
と話ました。


軍隊へ行く1年9ヶ月の間、時間があれば日本語の勉強を続けます
と言ってました。
P君の入隊は先週の火曜日でした。ソウルからも少し距離のある場所で頑張ってます。
兵役終了予定は2017年5月頃の予定です。私その頃何しているだろう・・・
『先生、僕が戻って来たら、まだこの学院にいますか汗』という質問にうんとは言えず。。。
日本に行くための手伝いはできるかもしれないと思い、連絡先を伝えました。
最後の授業は本当に名残惜しくて、エレベータが閉まるまで見送ってしまいました。
また、会えるといいなP君
涙

もう1人は62歳のUさん
定年退職後から観光通訳士を目指しているおじ様です。
日本の歴史や文化に関心を持っており、日本が大好き。
Uさんの娘さんが30代ということもあり、父と娘のような関係で授業を進めて来ました。
11月に観光通訳士の2次面接があるために今まで一緒にがんばって来て、先週最後の授業でした。

『のりこ先生には沢山の事を教わりました。本当に私の為にありがとうございました』と
こちら↓を頂きました。


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中には商品券がええ!!ええ!!
思っていた以上の金額が入っていました涙
授業をこんな風に評価してもらえるなんてとてもありがたくて涙

2人の生徒さんから私自身も色々と学ばせてもらいました。
まだ日本語を教え始めて5ヶ月ほどですが、今までで1番長く通って下さった方々。
お別れはとても寂しかったのですが、またどこかでお会いできそうな気がするお2人。
お2人に出会って、韓国人がもっと好きになりました。
教室に来る生徒さんには日本語だけではなくて、日本の文化や日本のいい所をもっと沢山の人へ
伝えていきたいなと強く感じました。