最近、「抽象度をあげる」というワードを耳にすることが多くなったと感じています。聞いたことはありますか？

今日はあまり難しくお話はせずに、シンプルにお話しようと思います。

人々の中で、好き嫌いの多い人ほど、悩みや苦しみは多いものです。例えば、野菜が嫌いな子は、毎日の学校給食に戦々恐々とする毎日です。「今日は食べられるかな？」と。好き嫌いのない子は、その悩みがなく、ただただ楽しく学校へ向かうでしょう。

抽象度を上げるとは「AもBも同じ」と、そこに線引きをしないことなのです。例えばこの場合、野菜も同じ食べ物と捉えられるようになった時、「抽象度が上がった」といいます。

仏陀は「私の母親を思う気持ちと、目の前の私の茶碗を大切に思う気持ちは同じ。」と言ったそうですが、抽象度の低い人の価値観ですと、「母親に対して失礼なこと！」となりますが、抽象度の高い意識の人には、「なるほど！」となります。

このように、好き嫌いや許せる許せない、あれはダメでこれは良いなど線引きの多い人ほど、ストレスフルな生き方と言えます。人生に苦難が多いということなのです。ストレスは身体や心の不調いう形で現れます。

では抽象度を上げるにはどうしたら良いでしょう？哲学書を読み漁る？著名人の講演会に行き続ける？それも一つの方法ですが正直な話、あまり変化はないはずです。知識だけを積み重ねても、腑に落とすことは難しいのです。腑に落とす一番の方法が、波動を上げることなのです。波動が上がるとは、抽象度が上がるということと同義語です。そして霊性を高めるということとも。思考のループも、自然と無意識に統合に向かうことになります。