部屋には必要最低限のモノしかない。
雑誌も捨てた。
昔の彼女の写真も捨てた。
手紙はとっておくことにした。
手紙は読むことは出来ないけど、捨てることもできない。
その子は、電話がキライだった。
いつもメールか手紙でのやりとりだった。
海外に行っちゃった時は、エアメールでやりとりしてた。
「 手紙をいっぱい書いてね 」って言って、その子はボクに
たくさんの切手をくれた。
日本と海外でいっぱい、いっぱい手紙のやりとりをした。
その切手はもう使わないだろ・・・。
切手の数を数えると、なんか寂しい気持ちになる。
楽しかった時間と、現実とのギャップが胸を苦しめる。
一つボクは成長したんだなと思いつつ、また切手を眺める。。。