路線図
吉川線を紹介します。
この路線は、戦後、敷地、吉川線として開設されたと思われます。
その後、小国神社への乗り入れ(天龍線としても存在)、
秋葉線電車廃止後に、袋井駅から小国神社間での運行、
小国神社への乗り入れ廃止、
森町―落合間で吉川線として運行、森町病院―落合間での運行を経て廃止され、森町営バスの運行となりました。
森高校、森高入口、森町役場、下宿、本町付近の路線変遷や経路はよくわかっていません。
敷地 |
小国神社 |
一の宮駅前 |
森町病院 |
遠州森町 |
天の宮 |
落合 |
袋井駅 |
1955年(昭和30年)
7月20日改正の時刻表では、敷地、吉川線は掲載されていません。
他路線で元開橋より先、秋葉山方面は、運行されています。落合方面はありません。
小国神社行はありません。敷地は袋井発、円田経由で存在しています。
1958年(昭和33年)
7月1日の時刻表です。
敷地、吉川線として掲載されています。
小国神社への乗り入れは無いようです。
12月5日の時刻表です。時刻の微調整以外変化はありません。
路線図では、小国神社と思われる小口まで記載がありますが、時刻表には存在しません。
歳時の臨時便だったのかもしれません。
1959年(昭和34年)
6月1日改正菊川掛川袋井地区バス時刻表でも、
小国神社への路線は無いようです。
1961年(昭和36年)
11月15日現在の時刻表になりです。
吉川小国神社線として掲載されています。
1962年(昭和37年)
9月19日は、鉄道の秋葉線の最終運行日で、9月20日に廃止されています。
1966年(昭和41年)
3月25日改正の時刻表では、
小国神社線は、袋井駅前―山梨―円田―小国神社として1日3往復運行されています。
1962年(昭和37年)9月20日の秋葉線廃止後、小国神社線を袋井駅発にした可能性があります。
また、小国神社行は、天龍線の一部として遠州森町―円田―小国神社で1日3往復運行されています。
吉川線は、森町―落合間で1日6往復運行されています。
1969年(昭和44年)
10月1日改正の時刻表です。
1961年(昭和41年)と時刻以外、本数も変わりません。
1972年(昭和47年)
11月現在の路線図では、
小国神社線は、遠州森町―小国神社間の運行に短縮されています。
この路線図では、まだ円田、赤根、一の宮駐在所のルートです。
天龍線の小国神社行きもまだ存在しています。
吉川線は、遠州森町―落合間です。
1973年(昭和48年)
11月15日現在の時刻表です。
小国神社線は、円田、谷中、宮園小学校前、赤根、一の宮駅、一の宮駐在所のルートに変更されています。
吉川線は、時刻以外変化はありません。
天龍線は無くなったようで記載がありません。
1993年(平成5年)
4月現在の路線図では、吉川線が掲載されています。
1994年(平成6年)~1996年(平成8年)
4月現在の路線図では、吉川線は、自主運行バスとして掲載されています。
なお、秋葉バスサービスは1996(平成8年)年4月からです。
この後の変遷から、非常に採算の厳しい線であった事が分かります。
1997年(平成9年)~2005年(平成17年)
4月現在の路線図では、秋葉バスの吉川線があります。
平成9年4月路線図では、遠州森町―森町病院間延長して、乗り入れが始まっています。
3月の開院から乗り入れていたかは不明です。
2006年(平成18年)~2008年(平成20年)
4月現在の路線図では、吉川線は、自主運行バスとして掲載されています。
2009年(平成21年)
4月1日に吉川線は大河内線とともに森町営バスへ移管されています。