”宇宙の助産婦”

今年6月に受けたリサ・ロイヤルさんのセッションで、銀河のルーツをリーディングしていただいたときに選んだ7枚のカードの中の一枚に、”宇宙の助産婦”というカードがありました。

”宇宙の助産婦”は、アルクトゥルスのカードです。

このカードが出るのは、珍しいそうですが、私自身の魂が、シリウス時代にアルクトゥルスと交信していたということもあり、今世でもアルクトゥルスのエネルギーとの繋がりがあるということを、このカードが表しているようです。

アルクトゥルスのエネルギーは、とてもバランスのとれた、限りなく完全な統合意識に近いエネルギーです。

アルクトゥルス意識は、人間の現実とあらゆる面で深い関わりをもち、特に”宇宙の助産婦”として、物理次元での誕生と死のプロセスを助け、誕生と死という最も聖なる移行の瞬間に立ち会って奉仕します。

臨死体験や誕生時に見える「白い光」は、アルクトゥルスのエネルギーであり、その周波数は、ハイヤーセルフ（高次元の自己）と同じ周波数をしているそうです。

人は、死の瞬間や誕生の瞬間に、アルクトゥルスのエネルギーに導かれ、その愛に満ちた癒しの周波数を通り、次の世界へいくための準備をするそうです。

一昨年亡くなった私の妹が、旅立ちの直前に、「光、光、光・・・」と言っていた、その光こそがアルクトゥルスの愛と癒しのエネルギーだったのですね

誰もが、そうした旅立ちの瞬間に、とても高い波動の愛と癒しのエネルギーに包まれ、光の世界へと導かれていくのだということが分かると、死への不安も和らいでいきますよね

そして、”宇宙の助産婦”という観点から、私の今までの人生を振り返ってみると・・

12年前に夫を、一昨年には妹を見送った経験の他に、7、8年前にご近所の旦那様の死の瞬間に立ち会ったことを思い出しました。

それは、私が両親と四万十川で川漁師をしていた頃の、8月のある日の出来事でした・・

その日の夕暮れ時、ウナギ漁の仕掛けをかけに、母と一緒に四万十川へと向かって自宅前の小道を歩いていたときのこと・・

ご近所の奥さんが、とても慌てた様子で、その小道を向こうから走って来られ・・

「Eさんの旦那さんが倒れたみたいで、ちょっと一緒に来てもらっていいですか」と叫ぶかのような声で、私と母に言いました

私と母も慌てて、すぐ先のEさんのお宅へ

すると、お宅の外にあるお手洗い（田舎では、お手洗いが母屋とは別にあったりします）のドアが開いていて、その中で、Eさんの旦那様がこちらを向いて座り込む形で倒れていたのです

Eさんの旦那様は80代で、同じ集落のご近所さんでしたが、私も四万十に越して何年も経っていなかったので、ご挨拶程度しか話したことはありませんでした。

でも、Kさんが倒れられているのを目の当たりにし、とっさに、「KさんKさん」と、旦那様の名前を繰り返し叫んでいました

すると、Kさんが返事をするかのように、一瞬、Kさんの閉じていた口元が緩み動きました。

Kさんの奥様は、すぐに救急車を呼びましたが、気が動転しているようで、旦那様のそばにおらず、その後駆けつけたご近所の男性の方と私二人で、小柄なKさんをお手洗いから外に運び出し、救急車が来るまで、私はずっとKさんの手を握り、さすり続けました。

Kさんは、私が話しかけたときの最期の挨拶で、すでに光の世界へ旅立たれたのでしょう・・

手をさすりながら見たKさんのお顔は、とても安らかでした。

Kさんへと、私を通して流れゆくあたたかなエネルギー

あのあたたかなエネルギーが、アルクトゥルスのエネルギーだったのだと、今となって分かりました。

Kさんを包む今世終焉の祝福のエネルギーと、来世に導く愛に満ち溢れたエネルギー

それは、何とも言えない極限の癒しの瞬間でした。

その瞬間を、私は経験させていただくことができました。

夫や、妹や、Kさんの光の世界への旅立ち・・

その瞬間に立ち会うことの意味・・

それは、アルクトゥルスのエネルギーとの繋がりがあったからなのかもしれません。

”誕生と死”

それは、輪廻転生を選んだ私達が必ず通り抜ける瞬間でもあります。

でもその瞬間が、愛に満ち溢れた極限の癒しの瞬間であることを知ったなら・・

”誕生や死”への捉え方が大きく変わるのではないのでしょうか