ウルル(エアーズロック)に触れる旅
ウルルは、周囲9.4km、高さ346m。
砂岩でできた岩で、5億年前の地殻変動によって地上へと隆起し、その後数度の地殻変動を経て、今から7000万年前に現在の形になったと考えられています
地上に出ている部分は、何と岩全体のわずか5%
今年の10月26日からは、聖地保護の観点から登山禁止となります。
そして旅は・・
ウルル滞在2日目のサンライズから~
朝焼けの空は、優しい色のグラデーション
日が昇るにつれ、ウルルは色濃く輝いていきます
光と影のコントラストは、自然のアート
こんなにも美しい一日の始まりを体験することができて本当に幸せです
(オーストラリアの国花 ゴールデン・ワトル)
そして、ウルルのサンライズ観賞後は、ウルル登山か、ふもと散策のどちらかをツアーを選べますが・・
実は、ウルル登山は、先住民であるアボリジニの重要な聖地であるため、現地ではあまり推奨していません
同じツアーの方の中には、登ろうと思っていたけど、アボリジニの聖地への想いを知って、登るのを止めたという方もいました。
私もアボリジニの方々の想いを知り、止めようかとも思いましたが・・
それでも自分の心に尋ねてみると、ウルルのエネルギーに触れてみたいウルルと繋がってみたい
という想いがあったので、、
登っていいのかどうか・・
ウルルに決めてもらうことにしました
当日、登山口が開いていれば、ウルル自身から登山の許可がもらえたということで、登らせていただきますねと
ウルルの登山は、気象条件やアボリジニの方の祭事などで、登山できる確率は年間平均たったの32%程度で、登山できる日の方が少ないのです。
さて、ウルルからの答えは・・・
・・・・
強風のため、クローズ
「やっぱり、ウルルは登って欲しくないのね・・」
「承知いたしました」とウルルに告げ、私を含めた登山希望者4名も、ふもとを散策することに・・
枯れない泉や、アボリジニの壁画や、ハート型のくぼみを観たりしてウルルを間近に感じることが出来て感動
その後、皆でまた登山口の方に行ってみると・・・
何と何と
ウルルに登っている人の姿が
オープンしているではありませんか~~
ということで、登山希望者は、慌てて登山の準備をしてチャレンジすることに
登らない方は、散策の続きへ~
そうです
ウルルは、登ることを許可してくれたのです
実は、ふもと散策もしたいと思っていたので、両方できることとなって、夢のよう~
きっと、ふもと散策と登山の両方を叶えてくれたのは、旅好きな亡き妹の計らいそう感じて嬉しくなりました。
ありがとう~~、陽子ちゃん
そして、滑り止め付きの手袋をはめ、リュックにペットボトルのお水とタオルを入れ、いよいよ登山の始まりです
ウルル登山は、登山道入口から鎖のある所まで約70m、50度近い傾斜のキツイ「度胸試しの坂」があり、そこを登りきると鎖を頼りに頂上を目指します。
ウルルの表面は平らで、岩のくぼみが浅いため、滑り止めが付いている手袋をしていても、上手く岩の表面を掴むことができません
鎖手前の10mの急所を四つん這いになって命懸けで登ります
鎖のところまで何とか登り、下を見ると・・・
遠~くに壮大なカタ・ジュタ、巨岩群を望む大パノラマが
滑落の恐怖と美しい眺望への喜びとが交錯しながら、しばし、一緒に登ったお二人とその場で休憩しました。
もう一人の方は、さらに上へと登っていかれました。
(鎖の横で景色を・・ツアーのお二人)
その後、正面の斜面3分の2くらいの所まで三人で登り・・
斜面の傾斜がさらに急になる手前で風も強くなってきたので、この先の危険を考え、三人揃って下山しました。
登頂はしませんでしたが、ウルルに触れ、そのパワフルなエネルギーを沢山いただくことができ、下山した後は、何とも言えない充実感で心も身体も満たされました
広大な大地にぽつりと姿を現している世界最大級の一枚岩、ウルル・・
荒野に佇むその姿は、孤独を超越し、自身を取り囲む空や大地や様々な生き物たちを見守りながらも、美しき自然の移ろいを楽しんでいるかのように見えました。
その力強くも穏やかで優しいエネルギーを放つ、ウルルの美しい佇まいに触れ、その姿こそが私の憧れだと思いました
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
ウルルと繋がる
ウルルと繋がったことで、多くの叡智にアクセスするパワーをいただけたような気がします
これからの自分が楽しみです