先月、亡き夫に導かれて、ミディアムの方に会う機会ができました
夫が亡くなって11年が経ち、やっと当時のことを素直な気持ちで語ることができるようになったのです。
ミディアムの方から伝えていただいた、夫からのメッセージ・・・
ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・
一緒で幸せな人生だった
魂の世界へ行ってから、より色んなことを理解できる
だからこそ、本当にありがとう
一緒にならなければ、もっと短い人生で違う人生になっていた
ここに来てくれて本当にありがとう・・・
初めて聞いた夫からの感謝のメッセージに涙が溢れました。
そして夫は今、スピリットの世界で、穏やかで良い状態でいるとお聞きして、心から安堵したのです
38歳でこの世を去った夫・・
6年間、うつ病と闘い、究極の世界を体験して自らこの世を去りました。
11年間の結婚生活でした。
繊細な心を持った優しい夫は、世間の荒い波動と馴染めず、身体と心に限界がきたのでしょう。
自らこの世を去ってしまうことは、ネガティブな学びとなってしまいますが、スピリチュアルな学びから、それが良い悪いという判断はないと学びました。
どんな経験からも学ぶことができるからです。
病気が発症した夫は2年間休職し、その後の4年間、会社へは行けたり行けなかったりの療養生活が続きました。
私は、その生活の中で、治りたいと願いながらも、どうしようもない、先が見えない、絶望感、苦しみ、怖れなどの究極の世界と闘う夫の姿をずっと間近に見てきました。
ある日には、洗面所の鏡の前で青ざめた顔で肩を落とし、呆然と立ち尽くしている夫を、そっと後ろから抱きしめ、二人で静かに泣き続けたこともあります。
私は、そんな究極の苦しみや怖れと精一杯闘った夫を、自ら去っていったことに対して責める気にはとてもなれませんでした。
自らこの世を去るという経験は、周りの影響も大きく、とてもハードで大変な体験だと思います。
その体験は、スピリットの世界に戻った時に、本人自らが十分に理解していくのです。
魂は輪廻転生し、沢山の過去世がある中で、きっと自分も自らこの世を去った経験もあるのだと思います。
魂は、全てを経験して霊的に成長していくのですから。
私は、何となく夫の気持ちも理解できたので、夫が旅立ってしまった後も、ずっと夫に感謝の気持ちを送り続けました。
そして11年経ち、霊的真理を理解した今、私のこころの底にあった悲しみは浄化され、その経験は自分の財産となり、成長できたと思っています
そうしてセッション中、ずっと大きな感謝を伝え続けてくれる夫の想いに涙を流し続ける私へ、ミディアムの方が、突然、「ご主人が笑顔で櫛でこう髪をとかしてますよ!」と櫛で髪をとかすしぐさをしてくださいました。
髪をとかすしぐさが夫そのものだったので、思わずプッと笑ってしまいました
結婚して間もない頃の髪型で、夫は羨ましくも少し若くなっていたようです(笑)
元気になっていて良かった~
自らこの世を去って、あちらの世界でどうしているのかがずっと気になっていましたから
穏やかでいること、そのことを教えたくて、夫が通訳であるミディアムの方へと導いてくれたのでした
また、ミディアムの方から、夫が結婚式の時の写真を誇らしく大切に思っているとお聞きしたので、早速その日の帰りに、枠にパールが散りばめられた小さなフォトフレームを買いました。
そして、軽井沢の石の教会の前で撮った二人の結婚写真を入れ、今、部屋に飾ってあります
11年経った今、夫へ私からもメッセージを送ります・・
私と一緒になってくれてありがとう
これからもよろしくね
二人の大きな大きな経験と愛に乾杯~