何故か、大人になった今でも、子供の頃に歌った歌が、ふいに頭の中に流れてくることがあります
今日も、木漏れ日の散歩道を母と歩いていたときに、そのメロディーが頭の中に流れてきました。
いつのことだか おもいだしてごらん
あんなこと こんなこと あったでしょう
うれしかったこと おもしろかったこと
いつになっても わすれない
”おもいでのアルバム”という歌です。
この歌が聴こえてくるとき、懐かしさとともに、頑張って生きていた遠い昔の幼い自分を想い、胸が一杯になるのです。
なぜ、この歌が、こんなに心に響いてくるのか
この”おもいでのアルバム”を、調べてみました
作詞は、江東橋保育園の園長をされた、増子とし
作曲は、神代幼稚園園長をされた、本多鉄麿
作詞の増子さんは、クリスチャンであり、作曲本多さんは、常楽寺住職で、お二人とも宗教家同士であり、保育への理想、音楽教育への情熱を持った教育者でもあったそうです
このおふたりが幼稚園の卒業式のための歌としてつくられたのだそうです。
思い出してみると、私が通っていた保育園も仏教系の保育園でした
4月8日には、お釈迦さまのお誕生日を祝う、花まつりを保育園の隣のお寺の本堂で行っていたことを思い出します。
心に深く響く歌
それは、神やお釈迦さまを敬い、こころに慈愛や慈悲を携えたお二人が作られた歌だったからなのでしょう
”いつになっても わすれない”
いつか自分が亡くなり、あちらの世界の住人となったときにも、この”おもいでのアルバム”が聴こえてくるような気がします。