2007年11月、母と行ったカンボジアの旅です。
沢山の遺跡が、私たちを迎えてくれました
カンボジアのシンボル、世界遺産のアンコールワット
ヒンドゥー教の宇宙観をもとに構成し、約30年かけて造った寺院遺跡です。
そのスケールに圧倒されます
中に入ると3つの回廊があり、回廊それぞれに違ったレリーフが見られます。
このレリーフは、当時考えられていた天国と地獄の様子だそうです。
綱でつながれて移動させられている人々は、どこに連れていかれるのでしょう
ニャック・ポアンは、12世紀後半に、建立した仏教寺院です。
また、医療の目的のために設計された治療池でもあります。
行ったときは、池の水がありませんでしたが、当時は、この池に入り、沐浴することで病気が治ると信じられていたそうです。
水無き池を眺めていると、当時の病と闘う人々の祈りが聞こえてきそうです。
バンテアイ・スレイは、「女の砦」を意味するヒンドゥー教寺院
赤色砂岩で築かれています。
細かなレリーフがとても美しい寺院です。
このような素晴らしい遺跡が、カンボジアには、たくさんあります。
また、カンボジアの料理をクメール料理といいますが、お野菜中心のあっさりした味付けのスープや炒め物が多いので、食べやすく、美味しかったです。
ただ11月に行っても、湿度が高く、蒸し暑い~~
持って行った扇子が、あおぎ過ぎて壊れました(笑)
何しろ、遺跡巡りがメインですので、外で見学という、暑さとの闘いでもあります
日傘、タオル、帽子、扇子、飲み水は必須アイテム
行かれる方は、どうぞ、お忘れなく。
そんな、美しい遺跡が観られるカンボジアですが、遺跡の周りに住んでいる人々の暮らしは、決して豊かとは言えず、電気もない生活が普通の暮らしだと、ガイドの方が言っていました
今でも忘れることができないのは、痩せた赤ちゃんを抱き、施しを求めにきた、まだ若い母親とみられる女性の目・・・
大きな瞳は、黒く、空虚で、深い悲しみを滲ませていました。
世界には、こうした環境に生まれ、貧しさの中で学ぶ魂の人々もいます。
旅をすることは、こうした現実を、実際に目の当たりにすることでもあります。
でも、そうした経験は、自分の知らない世界を見て学ぶことができる、貴重なものだと思います。
だた単に楽しい観光だけではなく、そこに住む人々の様々な感情のエネルギーに触れることで、自分の心に変化が起き、深みが増していくのでしょう。
カンボジアの旅、今度は、もっとゆっくりと遺跡巡りしたいです。
それでは、お付き合いいただき、ありがとうございました