今年2月
いつもの
愛犬ハナちゃんと
お散歩の途中
公園の真ん中に
座っていた
虐待されていた
経験がある一匹の

わんこに出会う。

今まで書くべきか
ずっと迷っていたが

偶然出会うのも必然なので

事実として残しておこう思う。

その時は一時的に

保護されている
状態だったらしく
新しい飼い主さんが
決まるまでの間
ボランティアを
してくださっている
穏やかで優しそうな
女性がわんこの
リードを引いていた。

知らずに話しかけた
私は驚愕の事実を知る。

レスキューされた
その元繁殖犬の雌の
ラフラドールは
寒い冬も檻の中で
数匹と過ごし暑い夏は
体温を下げるために
ホースで水をかけられ

交配させられる時だけ
外に出されていたらしい。

大人しく座っている
その犬の眼差しは

怒りではなく何もかも

達観しているようで

諦めにも似た何かを

悟ったような

静かに

全てを受け入れてしまった後の

深い湖みたいな眼だった。

お散歩の経験もなく

スキンシップもなく

歯のお手入れもしてもらえず

出産ができなくなる年齢までただ子供を産む。

保護された後、病院に連れて行ったら

足も怪我していて相当な痛みに耐えていたらしい。

きっと罵声も浴びせられたはずで

そういう悪徳業者がいることは知ってはいたが

実際に聞くと怒りに震えてしまう。

病院に連れて行ったり

トリミングや歯医者さんにも連れて行ってもらって

外見は整えられていた。

温かい愛情を
かけてもらって
半年時間が経った状態で

新しい飼い主さんもやっと決まり

数日後には

国立の優しいご夫婦に

引き取られることが
決まっているらしく

一時的にお世話をしてくださっていた

そのボランティアさんとも
徐々に慣れてきていたのに

また

お別れ。

この公園でのお散歩も

その日が最後

名前はまた新しいところで決めてもらうから・・という事だった。

もう人に対して
怯えている状態ではなかったが

頭を撫でようとしたら

トラウマから人から
触られるのはダメで

部屋にいても
隅っこのスペースに

一人でいるらしい
食欲は今は
普通にあるらしい。

最初は震えて
ばかりだったけど

半年経って
少し落ち着いてきた
ところなんです。
淡々と穏やかな
ボランティアさんの
説明を聞く。

そのわんこの黒目の奥に一瞬光が瞬いたようにも感じた。

胸がぎゅうとなった。

生き物が傷つけられても

なおも生きようとする時

怒りと悲しみの波がおさまった時

どうしてこんなに優しい眼差しを

保っていられるのだろう。

ハナちゃんも何かを少しわかっているようで

横に座ってただ
私たちの話を
静かに聴いていた。

一期一会のお散歩で
すれ違って別れる時


そのわんこは一度だけ
ハナちゃんに軽く
尻尾を振った。

私への「こんにちは」にも感じられた。

私もあの静かな眼を忘れないだろう。

我が家の愛犬ハナちゃんも赤ちゃんの3ヶ月時に

名前も決まっていたのに

最初に買う予定の人がキャンセルになり

出戻って

色々な経緯の後

我が家に来た。

そして夜中にブログを綴っている私のベッドで

スースーと一定のリズムを立てている。

指先で背中を触ると耳だけがピクリと動く。

朝は起きてないふりをして

尻尾の先だけが布団の中でこっそり揺れている笑

大欠伸をして前足をツーンと伸ばし

起きてあげてもいいヨォと見上げてくる。

遊んでもらえないので
パソコンを開くのが嫌いで

背後に視線を感じると

速攻で膝に飛び乗って
やめさせようとする。
仕事をしている時は
何故かおとなしい
わきまえの加減が
わかっているのだ。

冷蔵庫の前で吠えて
リンゴをねだる。

水を飲んで
ふぅと一息ついて

私や夫の足元で
ゴロンと横になる、

般若心経をかけると
ヘソ天でリラックスし

私がネットフリックスを見始めると観念して

スタスタと何故か廊下で昼寝をする

散歩に行くたびに不意に立ち止まって抱っこをせがんだり

鳥が飛び立つのに
興味津々で何回も
追いかけて回ったり
ミミズが動いてるのを
不思議がったり

遠くで犬が吠えると
耳を立てて
何が起きているのか
世界のニュースを
受信しようとしている。

私が落ち込んで
椅子に座っていると

黙ってまっすぐやってきて膝に飛び乗り何故か密着し過ぎないように
間を空け

手をぺろぺろ舐めて
見守るように
膝の中で
眠りに落ちる、

この小さな体の重みが
とても愛おしい。

雨の風の匂いを知って
遊歩道の紫陽花を見た
ハナちちゃんはいま
彼女の世界の
ど真ん中にいる🌎