ひとつの終わりに向き合っている自分

どうしても
どうしても受け入れがたい

どうして?
なぜ?
わたし、何かした?
どうしてこんな仕打ちにあうの…?

またね、と
あの日、いつもと同じに手を振った
何が起きたのかわからなかった

わたしは沈み込むような不調を
だましだまし過ごし
耐えられなくなって助けを求めた
ケアされているうちに
水風船が割れたように
見ないようにしてきた何かが
涙になってあふれ出た
…身体がかなしみでいっぱいになっている…
蛇口が壊れたみたいに
涙がとまらない

でもこんな風に
終わりを受けとめるひともいると
教わった




わたしも
しがみつかず、うらまずに
ありがとう、と言える日が来るだろうか

God handと評される彼にとって 大事なのは
自分を崇め 貢いでくれる受講生たち
店を持つとき大事にした患者やお客は
もうどうでもよくなったみたいだ
わたしの痛みも 涙も
蚊ほどにも感じない


起こる出来事に揺るがない自分を保つこと
新しい日々の始まり
というカードが示してくれたもの

傷めつけられたけど
手をそっと添えてくれるひともいる
もう少ししたら
顔をあげて、笑顔で歩くんだ