これからシステム評価が必要になってくると思いました。
そこで、システムの評価とはなんだろうという疑問が出てきます。

NRIのホームページにシステム評価についての記事がありました。
http://www.nri.co.jp/opinion/chitekishisan/1999/pdf/cs19990107.pdf

これによると、情システムを経営戦略・議場戦略との関係から4つに分類しています。
第1のタイプ(事業戦略):経営戦略→事業戦略→情報システムという流れで策定する
第2のタイプ(システム戦略):情報システムが経営戦略のコアの一部と位置づけられる(テレマーケティングなど)
第3のタイプ(経営戦略):新しい情報技術が推進力となり、新事業の展開などが行われる。(CTI(コンピュータと電話の統合)技術を利用してのコールセンター事業への進出など)
第4のタイプ:情報技術の活用(社内外ITサービス:エクストラネットなど)

第1と第2のタイプでは経営戦略と関係し、第3と第4のタイプでは経営戦略とは密接には関係しないため、採用するシステム評価方法が変わってくる。

このレポートの中に、「システム評価の目的別の指標、対象、方法」という記述があります。
気になったのは、「評価方法」のところある「投資効果モデル」と「システム監査」。
「投資効果モデル」については、別に表が付けられていて、「経済性モデル」「リスク分析モデル」等に分かれていて、金額による定量化の可否が記述されています。
「システム監査」は、「監査役監査」「会計監査」のように法律で定められているわけではありませんが、普及しつつあるようです
通産省が「システム監査企業台帳」というシステム監査を行っている会社を載せた一覧を作成・公表しています。
システム監査企業台帳
http://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/sys-kansa/index.html

ここら辺の会社のビジネスモデルを調べてみると面白いかもしれません。


<規格>
品質マネジメントシステム:QMS(quality management system)
JIS Q 9001:2000(ISO 9001:2000) 
環境マネジメントシステム:EMS(environmental management system)
JIS Q 14001:2004(ISO 14001:2004)
労働安全衛生マネジメントシステム:OHSMS(Occupational health and safety management system)
BSI-OHSAS 18001:1999
情報セキュリティマネジメントシステム:ISMS(information security management system)
JIS Q 27001:2006(ISO/IEC 27001:2005)
他にも、マルコムボルドリッジなんてものもありますね。


<システム規模/開発コスト測定方法>
ファンクション・ポイント(FP)法

COCOMO(Constructive Cost Model)法