2015年9月20日(日)

風もなく、登山日和らしいのですが雲が多いみたいだったので、
登山は明日に延期して観光することにしました。

燕三条 技術の街です。

燕三条って地名かと思ったら 燕市と三条市で分かれています。
仲が悪いんだとか(^_^;)。

ちなみにインターは三条燕でした。



まずは、アウトドアが趣味の人なら
1つは製品を持っていると思われる
『スノーピーク』へ。
インターから17km。



本社と工場、修理センター、
そして 横には広いキャンプ場があります。
スノーピークのテントがレンタルできます。
テントが建ち並ぶ光景は壮観。


工場見学ツアーがあったので 参加してみました。

社員の人が説明してくれるのですが、

グッドデザイン賞を取ったというオフィスの説明(ガラス張りで職場内を一部、覗くことができます。)

会社の成り立ちの話(元は山井商店という金物屋さんだったそう。初代会長が登山が趣味で日本人に合う山道具をいうことで始めたそうです。)

工場は焚き火台の製造(板金のプレスと溶接)

ぐらいで 割りとあっさり30分ぐらいで修了。

もうちょっと 製品のウンチクとか 開発の苦労話とか聞きたかったけど、
製造は委託してるのかなぁ?
そんなに企業秘密は語れないとは思うけれども。。。ちと残念。

続いて、向かったのは
「燕産業資料館」。




燕の伝統技術 彫金 キセルがずらりと展示されています。
役者や総理大臣やら著名人の名前がずらり。 
細工の凝った一点物のキセル。贅沢だなぁ。



その中の1つ。
将軍 綱吉のキセルはかわいいワンちゃんの絵入り。
ほんとに ただの犬好き?(笑)



こちらは矢立。 コンパクトな機能美。


仕事場も再現されています。



急須ができるまで。
平板からこんな立体物が!
部分ごとに見ることができて面白い。

 

 
 
 




たくさんの工程を経て完成!
いい物は値段が高いのも納得です。

 



こちらは「木目金(もくめがね)」という技法。
10~30枚の金属を重ねて薄く延ばし、表面を削って模様を出すのだそう。
削り方によって模様の出方も様々。 すごい!そして美しい!

 



 

近代の町の小さな工場や 燕市の産業のフォークやスプーンの展示。
活気あったころの家庭内手工業の仕事っぷりが見れて楽しいです。



そして現代の技術の紹介。
順送型で製品ができあがっていく様子。
つなぎ方にも工夫がされていて面白い。



どこかで見た製品も。最近は海外で作られることも多いけれど、
こういうところに展示されると最先端の技術で作られているって思えて 誇らしい気持ち。
(私の仕事とは関係ないが)





そして スプーン作り体験もさせてもらえました。
小さなプレス機のレバーを下すだけだけど・・・ちょっと嬉しい。

 
 


内容がぎっしり詰まった展示。
これで見学料300円は安い!
絶対、おすすめです!!

そして、「三条商工会議所」
地場産業の紹介と製品の展示発売をしています。



憧れのメーカーの道具がずらり。
かっこよく、美しい道具や食器達。 何でもかんでも欲しくなってしまう。



ダンナさんはニッパーに大興奮。
「うわ~ こういうのが欲しかった。これとこれだけは買わせてくれ!」 
どうぞ、どうぞ。 私も便乗。


食のお祭りもやってました。
ゆるキャラ達とも会えたよ。


この辺の名物、カレーラーメン食べて満足。
家内手工業の職人さん達は出前が多く、簡単に食べられるスタミナ食でカレーラーメンが流行ったそう。
そんなエピソードも〇。

 
酒器とか作家ものも じっくりと見てみたかったなぁ。
満喫しました。