我が家にお迎えして10年かな、推定11歳の保護猫、エバンくんが虹の橋を渡りました。

去年から食欲落ちて、体重も落ちてたので、病院で何度か検査受けてたのですが、肝臓がちょっとザラザラしてるかなくらいで様子見と言われていました。

今年に入って、また同じ病院いったけど相変わらず様子見で、やっぱり何かおかしいと思って転院させたところ、ものの30分くらいで「肝臓の8割が癌に覆われています。肺にも転移していて、手術は無理で抗がん剤は効かないタイプ。できるのは対処療法で緩和措置のみです。」と言われました。

この半年の通院はなんだったんでしょうね。

エバンが死んじゃうの？！パニックになりました。

10年以上前、都立公園の木の股のところにエバンとモーちゃんが固まっていたところを保護されたときは10キロ近くあったそうで、去勢と避妊されていたものの耳カットもなく、明らかに誰かに大切に飼われていたはずなのに突然遺棄された様子だったそうです。

今でも缶詰を開ける音に敏感に反応するので、美味しい缶詰フードをいつももらっていたのでしょうね。

ご老人に飼われてて、その方に何かあって家族に遺棄されたのかな、などと勝手に想像してました。

ポッチャリちゃんだったのでアメブロにゃんとも親バカ会の相撲部に入部させてもらったりして、にゃんとものみなさんには本当によくしてもらってお世話になりました。

出張の多いパパが3週間の長期出張の直前に末期がんと言われて、余命長くて2、3ヶ月と言われたのですが、直後からとても2、3ヶ月はもたないだろうという感じで弱っていきました。

これはやばいと必死でお世話しました。

そしてパパが帰ってくるまで頑張ってくれました！

パパが帰ってきて、3日後に虹の橋を渡りましたが、その間、パパにたくさん甘えられてよかったです。

最後の日の昼間は暖かい窓際で日向ぼっこして、パパのあぐらの上で重低音のゴロゴロを聞かせてくれました。

もうゴロゴロいうのも辛かったはずなんです。

いつもベッドで寝かせてたんですが、最後の夜、私が寝てる時にベッドから落ちたら可哀想だと思い、床に布団を敷いていました。

もう足腰きかなくてトイレのためにほふく前進して間に合わない感じだったんです。

最後の最後に、もう口呼吸してたのに、ベッドに登りたい！と急に起き上がり、ベッドを見つめたので、慌ててベッドに乗せました。

そこから短かったです。

最後に声をあげて力尽きました。

これが病院やってる時間帯だったら、口呼吸し始めたところで連れていって安楽死を選択してたかもしれません。

決して穏やかとは言えない最後でした。

肺にがんが転移するということは、最後がキツイことが想定されたので安楽死も考えていましたが、夜だったし、わりとギリギリまでまったりとしていたこともあり、結局家での看取りとなりました。

せめていつもの家のベッドで息を引き取れたのはよかったのかなと思いたいです。

このとき、パパはまた一泊の出張中で、でも夜だったのでリモートで最後の看とりを一緒にすることができたのが救いです。

エバン、エバン、まだ寿命なんかじゃなかったはず。いまどきの11歳なんて赤ちゃんみたいなものじゃないですか。

エバン、大好きだよ！

エバン、天国へ