(子供とのコミュニケーション)■□
今回は、子供とのコミュニケーション、その中でも、小学生までの子供たちを対象に考えてみたいと思います。
いじめ問題を考える段階で、やはり子供とのコミュニケーションが、とても大切に思えます。
最近は、厳しい経済状況を反映し、共働きの家庭も増えており、また離婚率の上昇により、片親の家庭も増えております。このような家庭環境の中、親と子供とのコミュニケーションの時間が取りにくくなっているのが現状ではないでしょうか。
子供たちも、一人っ子が増え、外で遊ぶ子も少なくなっていますし、家の中で「友達と遊ぶんだ。」と言っていても、実は、一人ひとりが黙々とPSPやDSでゲームをしているだけで、ほとんど会話をしないで過ごしている。このように、子供たち同士のコミュニケーションが、とても希薄になってきつつあるのが現状です。
やはり、小さいうちから、子供との会話の機会を設け、親子で何でも話せるような人間関係を作っておくことが肝心かと思います。
小学生に入りたての子供たちは、新しい自分を知ってほしくて、学校での出来事など、親に話したくなるものです。しかし、
「今、夕食の支度をしているから後にしてくれる?」
「今日は、仕事でくたびれちゃったのよ。今度聞くからね。」
「今、このドラマを見てるところだから、終わってからね。」
ということで、後回しにしてしまう、それが続いてしまうと、話したくなる気持ちが阻害され、だんだん親との距離が出来てしまうのです。
ですから、その話したくなる気持ちをむだにしないように、工夫をして頂きたいと思います。
今、忙しくても、「この時間なら大丈夫だから、その時に話してね。」と約束して、その時間になったらきちんと聞くようにする。また、一緒にお風呂に入って話をする。など、生活の中の時間を工夫して、聞く時間をとっていくと、子供の中に、家の親は、自分の話を必ず聞いてくれるという信頼感が生まれます。その信頼感が、何か問題が発生したときに、大きな力となるのです。
発達心理学では、この小学校時代というのは、やればできる、ということを経験し、がんばることを覚える時期であり、反対に、この勤勉性の獲得に失敗すると、何をやったってダメ、と劣等感を覚えるようになる時期だと言われています。
いじめを受け続けると、やればできるという思いや、自分はがんばれるという気持ちが阻害され、自分はダメな人間なんだと思い始めてしまい、劣等感を植え付けられてしまいます。
ですから、いじめに対して、きちんとした対応をしていくことは、劣等感の克服につながっていくのです。劣等感からの克服ができないと、人生を切り開いていく力が失われてしまいます。
この大切な時期を、問題なく過ごしていくためにも、コミュニケーションを密にしていただきたいと思います。
また、小学校の低学年で、よく言われることですが、いじめとじゃれあいの区別が、周りの大人たちからではわかりにくいことがあるということです。
この時期に、いじめ問題ですと学校に訴えても、
「それは単なるじゃれあいじゃないですか。」と先生から言われてしまうことがあります。
しかし、いじめられている子にとっては、じゃれあいではなく、いじめなのです。これを、学校にわかってもらうためにも、子供が、いじめの事実を親に話してくれることが、問題解決に向けて、大切なことになります。
また、小学校1年生の時から、きちんとした対応をしておかないと、問題が長期化してしまう可能性が高いのも事実です。なぜならば、いじめている加害生徒は、自分がいじめをしていても叱られないので、自分の行為は悪くないと思ってしまい、そのままいじめを続けていくからです。それだけでなく、仲間を集め、そのいじめを広げ、いじめの内容もひどくなっていくことが多いのも実情です。
やはり、いじめは早期発見、早期解決が一番です。
そのためにも、親子のコミュニケーションをしっかり築いていただきたいと思います。
次回は、子供とのコミュニケーション(中学生、高校生)について考えて見たいと思います。
いじめから子供を守ろう!ネットワーク
事務長 丸山秀和
長期化している学校が・・・まさにここに・・・
うちの場合は、まあちがこちらから聞く前に「あのな・・・なんでかわからんけど・・・」と
自分が毎日どつかれてる、蹴られてる、叩かれてる、頭突きされてる
休み時間も授業中も関係なくやられている、先生は怒れへん、ごめんなさいゆうてもくれへん
と、訴え出した入学して2週間後から~結局は現在に至る状況なんですが。
そろそろさぁ・・・
うちの市も・・・これが現実なんだからさぁ・・・被害児童の訴えを把握してさ~~~
本気で取り組んでいただけませんか?
そしたら
「この市の学校は、卑怯な行為には毅然な態度で指導する」って
評判上がると思うんだよ?本当に。