私は司法試験の合格体験記というものに,あまり興味がない。
理由は二つある。


第一に,読んでいてひどく妬ましいからである。特に合格者が私より年下の場合は。
もっとも妬み,嫉み,僻みは私のエネルギー源であるから,もっと積極的に読んで負のエネルギーを蓄えるべきなのかも知れない。


そして第二に,これが一番問題なのだが,予備校のバイアスがかかっているからである。
試しにEール出版の合格体験記でも読んでみるといい。
やれC答練を取りましただの,ローラーをつぶしましただの,予備校講座名のオンパレードだ。


確かにその合格者は当該講座で受かったのかもしれない。
ただ,同書に出稿している各予備校の広告を見るとき,複雑な感情が湧き起こって来るのもまた事実なのである。




出版物に比べて,匿名掲示板の合格体験記はまだ真実味がある。
予備校に媚びても何の得もないからだ。
むしろ大金を吸い上げられた予備校に対する怒りを吐露したものも多い。


使用している基本書や演習書などの情報は,私も結構参考にさせてもらった。
私の勉強スタイルは,基本的に独学だからだ。


さて,そうやって合格体験記の過去スレを漁っていたある日,まさに次元の違う体験記を眼にすることになった。
山口厚東京大学教授の合格体験記である。
http://mimizun.com/log/2ch/shihou/1053706143/


まさに秀才としか形容しようがない。
合格者がごく少数に絞られた旧試験の末期ですら二十歳そこそこの合格者がいたが,彼らもこんな感じだったのだろうか。




何より恐ろしいのは,今学部に在学してるであろう秀才達が,かなりの確率で予備試験を受験してくる,ということである。


秀才の皆さん,もう法曹はオワコンです。
素直に官僚になった方がいいですよ~。