FECが3カ月で無事に終わったら、
次はタキソールとハーセプチンになりました。
ここでとっても重要なのはハーセプチンです。
私の癌タイプ、HER2陽性+3には、画期的な薬なのです。
私のざっくりうろ覚え知識で解説しますと
HER2というたんぱく質を餌として、急激な増殖をするタイプ、
そして+3はめちゃくちゃHER2に反応してまっせ~という事なんです。
そこでハーセプチンという分子標的薬が、癌細胞がHER2を餌にするのを邪魔してくれるんですね。
単独投与でなく、今のところタキサン系の抗がん剤の投与が一番効果が上がってるそうで
タキソールというタキサン系の抗がん剤とのセット投与となったわけです。
ハーセプチンは数年前に認可された新しいお薬でとっても高価なのです。
術後の治療と再発治療にしか認められていなかったのですが
今年2011年4月から術前治療にも認められたばかりです。
術前認可を受けてるのか、いないかによって保険適用が違いますから
ずーっと記事を探していたのですが、ネット検索ではヒットしませんでした。
妹が見せてくれた新聞記事でようやく発見しました。
なので、探す人いるかもしれないから、もう一回大きく書きますが
ハーセプチンの乳癌術前治療使用は認可されてますよ。
治療費に関しては、別でちゃんと書きたいと思います。備えあれば憂いなし。
副作用に関しては、ハーセプチンは1回目のみ高熱が出ます。
なので、1回目はすぐ帰らず、病院で経過観察のため夕方まで待機しました。
熱は昼過ぎには下がって、私には特に問題は起こりませんでした。
医師によると病院によって異なるそうですが、
私の通う病院では、1回目はタキソールとハーセプチンを同時投与しません。
次の日にタキソールを点滴投与しました。
しかし、FECと違い、めちゃくちゃ快適で、当日もお散歩できちゃうし
気持ち悪くもならないし、余裕じゃなーいと思ったのは束の間でした。
2回目の投薬が終わった時点で、
血液検査で肝臓の数値が基準値の5倍以上を超えたため中止になったのです。
一瞬、「肝臓がフォアグラになったの??運動不足???」と思いましたが
純粋に副作用のようで、タキソールの成分にアレルギー反応が起こっているとのことでした。