製品名、企業名や出演タレントを全面に押し出さないで、製品の特徴や企業の理念のみをCMに詰め込んだものでいいなぁと感銘を受けたものを集めてみました。動画を並べるため、負荷軽減を目的にデフォルトは小さく表示しています。大きくして見たい方はお手数ですが、動画をダブルクリックして見てください。なお番号は順位という訳ではなく、整理の為ですのでご了解ください。

①「WALKMAN 3000+1 project」[ソニー]
ソニーのWALKMANのCM。iPodなど他の音楽プレーヤーとの差別化を図る為に、歌詞が曲と同時に表示されることをPR。新垣結衣が出演しており、タレントを押し出しているとも一見思えるが、全面的で無い上にCMのイメージ感に彼女の雰囲気がうまくマッチしているために今回選んだ。TVでの放映が無かった様な気がするので、このようなCMを是非とも流して欲しかった。




②「A new dimension in TV」[サムスン]
サムスンの3DテレビのCM。3Dテレビとはただ浮き出てくるだけでは無く、それによって新たな感動や発見が得られるという主旨のもの。アイディアや理念は世界のどこにPRしても通じる内容だと思う。技術の件に関しては色々文句を書きたいことがあるが、今回は純粋にCMだけを評価した。




③「1月17日に生まれた命」[ナショナル(現:パナソニック)]
阪神淡路大震災から1年経った時に放送されたナショナルのCM。大地震の際、悲しみだけではなく喜びも生まれ、その子供達は今もしっかりと育っているというもの。人に焦点を当てていて「人を作る会社」を自負する松下電器を象徴するCMだと思う。是非ともパナソニックに名称変更したこれからもこの気持ちは持ち続けて欲しい。




④「15歳の君へ」[関西電力]
関西電力の阪神大震災後15年のCM。③のCMは地震の1年後なのに対し、このCMは15年と長い年月が経った後を追っている。震災当時の電気がついて歓声が上がるシーンを見ると、今明るいことは幸せと実感してしまう。電力会社の重要性がこちらにも伝わってくる。また15歳の少年少女達はしっかりと生きている姿を見て、自分は関西以外の人間だが、彼らをたくましいと思った。




⑤「小さな命の物語」[パナソニック]
ドラマ仕立てになっていて、製品のPRだけとは言えないが、しっかりBluRayとDIGAさらにVIERAを中に入れている。題名にもあるように、小さな命を大切にする姿勢は③のCM以降「人を作る会社」松下電器のDNAをしっかりと継承されていると勝手ながら思った。石橋杏奈が出演ということで、タレント色が出てしまっているともとれるが、このCMのイメージ感を崩していないので、今回選出した。




他にもいいCMが世の中にはあふれていると思います。そこでこのCMはおすすめ、または感銘を受けたというCMがございましたら、コメント欄に書き込んで頂くか、info@spazions.comまでメールください。次回選考の参考にさせてもらいます。


CM NOW ( シーエム・ナウ ) 2010年 05月号 [雑誌]/著者不明

¥830
Amazon.co.jp

CMキャラコレ 2009 (TOKYO NEWS MOOK)/著者不明

¥780
Amazon.co.jp