製品名、企業名や出演タレントを全面に押し出さないで、製品の特徴や企業の理念のみをCMに詰め込んだものでいいなぁと感銘を受けたものを集めてみました。動画を並べるため、負荷軽減を目的にデフォルトは小さく表示しています。大きくして見たい方はお手数ですが、動画をダブルクリックして見てください。なお番号は順位という訳ではなく、整理の為ですのでご了解ください。

①「Technology×ASIMO」[本田技研工業]
ホンダの人型ロボットASIMOが主人公で、技術の歴史を博物館の中で学んでいくCM。まるで子供が博物館、科学館で無邪気に喜ぶ姿に重なった。ASIMOが階段を昇る技術もしっかりアピールしていて、人間が単純に歩くことが如何にすごいことか再認識させられ、また「技術のホンダ」と言うに相応しいCMである。




②「iQ Re:PARKING」[トヨタ自動車]
トヨタのiQのCM。小回りの良さと小さいながら人は沢山乗れるというアピール。普通車の駐車スペースに2台が横に並んでいても入れるというのも製品の特徴を出している。シンプルだが、何を伝えたいのかがはっきりと伝わってくるCMである。




③「iQ Amazing:Tennis」[トヨタ自動車]
上のCMと同じトヨタ自動車iQであるが、これは製品の特徴というよりも車は乗るものという既成概念を壊した作品。テニスのネット代わりに使うとは斬新である。果たしてこれはCGなのであろうか。もし実際に運転しているのであれば、すごい運転技術である。勿論CMの中でiQが小さいが故にフットワークが軽いことをアピールしている。




④「BRAVIA Balls」[ソニー]
BRAVIAシリーズで通してテーマにしているcolor(色)についてのCM。本作品は様々な色のボールを使って、日常の実世界にも多様な色が溢れていて、それとTVの色の鮮やかさを関連付けたいのだと思う。映像美とBGMがマッチしていてゆったりとした時間が感じられるCMである。是非とも高画質の大画面TVで見てみたい作品。




⑤「BRAVIA Rabbits」[ソニー]
これも上と同じでソニーのBRAVIAシリーズ。color(色)をテーマにしているが、こちらは映像美というよりはクリエイティブさを出している。最初球の粘土がウサギや他の形に変わっていく様は、子供の創造力に似ているものがある。最後に出てくるソニーのキャッチコピー「like no other」を象徴するような、他社の真似ではない、先進的なものを作っているんだという製品というよりは企業の理念が見られるCMである。




他にもいいCMが世の中にはあふれていると思います。そこでこのCMはおすすめ、または感銘を受けたというCMがございましたら、コメント欄に書き込んで頂くか、info@spazions.comまでメールください。次回選考の参考にさせてもらいます。

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