さて、本日はベストセラーになった、茂木健一郎さん訳のこの一冊をご紹介致します。
僕の好きな本のテーマの一つが、「脳」についての本です。
そして、脳といえば、茂木健一郎さん(^_^)
どの本にしようか迷ったのですが、やはりベストセラーのものが分かりやすいだろう、ということで、こちらを取り上げることとします。
皆様は、潜在意識の力というものを、日常でどれくらい意識しているでしょうか?
僕は最近、特に気をつけて生活をしています。
何故ならば、潜在意識が行動を司っているからです。
「潜在意識の力」とか言うと、若干胡散臭く感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、脳の力について語るとき、この潜在意識について語らずには、説明出来ないのです。
茂木さんも、「潜在意識」という言葉はあまり使っていませんが、脳にとってどんな刺激を与えるかによって、明確に自分の習慣や行動が変わり、人生が変わる、と説明しています。
「『頭の良さ』とは、脳の使い方である」
とも言っています。
それでは、頭の良い人が実践している「脳の使い方」について、解説して参ります。
①構成要約
1. 「脳の使い方がうまい人」には7つの特徴があった!
突然ですが、「幸せ」ってどんな状態だと思いますか?概念や道徳のお話ではありません。脳科学的に言うと、「幸せレベル」のお話だそうです。
つまり、脳が「幸せ」と感じる基準が、人それぞれ設定されており、それを満たすレベルなら「幸せ」と感じるらしいです。要は、「脳が幸せと感じれば幸せ」ということですね。
そして、この「幸せレベル」は、自分が意識的に変えなければ、同じ位置に留まるんですって。
「もっともっと!」と言う人は、満たされることはないんです!
2. 簡単で効果抜群の脳の「大そうじ」
「人生が幸せになるのも、不幸になるのも、自分次第。」
こんな言葉を聞いたことはありませんか?
この言葉には、きちんと脳科学的な裏付けがあります。「潜在意識」に刻み込まれていることが、自分の言葉になって出て来るんです。「被害者意識」は、どんどん自分に問題を引き寄せるんですよ。
心のモヤモヤを取り除く、「Mパワーマーチ」とは?
3. 脳に「ポジティブな回路」をつくる法
「今日考えたこと」の95%は、昨日も一昨日も考えているんですって。それが、考え方の習慣、というやつなんですね。
ネガティブなことばかり考えていると、未来もずっとネガティブになるのです。
茂木さんの言葉を借りると、脳に「毒」を与えている、となります。でも、大丈夫。マイナス思考は、プラス思考で上書きすれば良いんです!
脳にポジティブ思考を植え付ける、「鏡のマジック」とは?
4. 「脳が一番喜ぶこと」を毎日する
皆様は、一日に「感謝」とか「ありがとう」を何回言いますか?
「幸せだから感謝するのではない。感謝するから幸せなのだ。」
どーですか、皆さん??実感出来ますか?
意識が行動を作る面もありますが、行動が意識を変える、というのもまた真実なんですよ^^
5. 脳細胞が元気なら、何でも思い通りに!
脳の中には、感情を司る「麻薬」がいくつも作られています。
「エンドルフィン」「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」
脳は、「年中無休の薬局」だと、茂木さんは表現しています。幸せを感じている人は、平均よりも35%風邪をひきにくいんですって!
ここでは、「脳の健康度チェック」というシートがありますので、是非ともやってみてくださいね(^^)/
6. 夢を楽々実現する、ハイパーエネルギーの秘密!
一日一回、瞑想をすると、かなり脳に良い影響を与えるらしいですよ。瞑想は、精神性を高めたり、思考を深くするのにとても役立つのです。
結局、自分が何をどう感じるかが、日々の人生をつくるんですね。だから、明確な目標設定が大切なのです。
7. 眠っている才能を目覚めさせる脳の刺激法
あなたの人生の意味は、何だと思いますか?
これまた、宗教臭い表現ですが、人生の意味は、大きな目的から見いだすもの、だということです。
「やみつき状態(フロー)」に脳を導くことが、自分の望む未来を引き寄せるコツなんだとか。
時間を忘れて、好きなことに没頭したことはありませんか?
そう、それがフローな状態です。
8. こんな人と付き合えば脳はいい刺激を受ける
「人は無意識に相手の脳を見ている」
なんか、おっかない表現ですね(>_<)
でも、アクビがうつった経験はありませんか?
そう、これは「ミラーニューロン(鏡の神経)」の影響なんです。ミラーニューロンは、感情さえも映してしまうのですって。
だから、感情的なつながりが長いほど、その人から強い影響を受けるんです。
では、目標を達成するためには、どんな人と付き合えば良いか。。何となく分かりましたか?
②所感
僕の感想としては、「成功哲学」の本に書いてあることが、脳科学的に分かりやすく説明されてるな、という印象でした。
最近、僕は、「成功哲学」の本に書いていることを実践したり、既に成功を収めている人から聞いた習慣を実践しているので、特に目新しいことはありませんでしたし、よく理解出来る内容でしたが、特に「なぜ」という部分が今まで以上に腑に落ちたので、今後人に説明するのにとても役に立ったな、と感じました。
「頭の良さ」というのは、「思考の深さ」ということであり、それは脳の使い方を熟知している、ということと同義である、と僕は捉えています。
でも、結構文中に「引き寄せの法則」という言葉が出て来るので、この言葉に抵抗のある方は、全体的に違和感を感じるかも知れません。
そういう方には、まずリスクの少ないことから、ここに書いてあることを実践してみては如何でしょうか、と僕はご提案したいと思います。
例えば、「ありがとう」とか「感謝します」と、毎日意識して言ってみる、とかね。
「そんなん、脳の力に関係ないんじゃないの?」って思うかもしれません。
そう思うなら、まず先ほど言った、感謝の気持ちを伝えるのを日課にしてみてください。
必ず、自分の周りの方に、自分の環境に、変化が表れます。
そうなった時に、改めて読んでみると、「そうか!」ってなるのではないでしょうか。
だから、あまりピンと来ない方には、無理に考え方を押し付けるつもりはありません。
毎日つらい思いをしながら、イライラしながらネガティブに生きるよりも、楽しく生きてみたいと思うなら、実践してみてください。
まずは、「良い言葉を使う習慣」から。
きっと、この本に書いているような、良い効果が見えてくると思います。
出来れば、学生時代に読んでみたかったなぁ、と僕は思いました。
うーん、やっぱり、脳の本って面白いなぁ(^_^)
③こんな方へオススメ
1. 脳の不思議な力について知りたい方
2. 今の自分の習慣を変えたい方
3. 目標を達成出来る自分になりたい方
③こんな方へオススメ
1. 脳の不思議な力について知りたい方
2. 今の自分の習慣を変えたい方
3. 目標を達成出来る自分になりたい方