「PちゃんPちゃん」
「なに」
今日はわたくしごとですので18禁ではありません。
...多分な(笑)
「今日な、30数年ぶりに母校へ行ってきました!」
「ふうん。なんかあったの?」
「直木賞作家の講演があって」
「ふうん。有名な人なの?」
「せやから、今年の直木賞やんか。鹿男あをによしとかプリンセストヨトミとか、映像化もいっぱいされてるやん」
「ああ。その人か」
「大人気作家やで?新聞に告知されてたから申し込んだら抽選に当たってん!」
「良かったねえ」
母校には卒業後、一回なんかで行った記憶があるんやけど。
なんやったんか誰と行ったんか、忘れた笑笑
とにかく、30数年ぶり。
駅を降りた時、どこか分からんほど変わってたけど、正門前のカフェは変わってなかった!
この個性的な内装、忘れへんわ。
ゼミ終わりに先生も一緒に来たこともある。
懐かしかったなあ。
当時は貧しくてランチなんか食べられへんかったけど、今日は頂きました。
美味しかった!
大学の中もすっかり綺麗になって、古くて暗かった生協の食堂がスタバになってた!
昔、山の中に作ったから、敷地は広いねん。4年間行ってないエリアもある。
坂ばっかりで、遅刻しそうなときめっちゃ走った笑笑
建物は大部分が変わってたけど、坂とか銅像とか木立とかは残ってて、若かったころのことがギュイーン!て蘇ったわ。
「それで、マキメさんは?」
「そう、それよ」
「二階の最前ドセンに座れたよ。コンサートやったら最高やろ」
「そう?一階のほうが良くない?」
「Pちゃんは上ばっかり見て歌うやん!ここは神席やでぇ。双眼鏡越しに何回も見つめ合える」
「そう?思い込みだろ?」
「Pちゃん。それを言うたらあかんねん!絶対あかんねん!」
「わ、分かった。えらぁいすうんまへぇん」
「せやから変な関西弁やめい!」
「面白い本を書く人は、お話も面白かったわー。大好きな作品の登場人物の成り立ちとか聞けたし」
「ほんとに楽しかったんだなぁ」
「それだけじゃないねんっっ」
「な、なんだよ(汗)」
「最後に、著書にサインして、抽選で三名にプレゼントしますー言うて」
「ふうん」
「受付で渡した当選葉書がいっぱい入った箱を、係の人が持ってきはってな、今回は1000人に案内葉書を出しました、言うてはった。マキメが、その葉書を引いたんよ」
「マキメ先生って言えよ。好きな作家さんだろ」
「そうやねん!好きな作家のマキメがな、堺市西区浜寺の○○さ~ん、て私の名前を呼んでん‼」
「へえええ」
「1000分の3人、当たりましたぁ(泣)」
「すごいねえ」
「これさ、コンサートとかイベントでPちゃんに名前呼ばれたら失神するよねえ」
「ああ。昔は抽選して名前呼んだりしてたもんな」
「......今日、運を使ってしまって良かったのかしらん」
「こらっ」
「Pちゃんが脱いだパンツが当たる方が」
「そんなもんプレゼントしねえよおおお!」
「パンツを脱いだPちゃんが当たる方が」
「やめぇい!!」
ごめんなたい。
マキメ先生、ありがとうっ