こんにちは。

あめっちです🍭


超低AMHで年齢もアレで、男性不妊もある程度ありますが、体外受精(顕微授精)で頑張ってます。


年末最終採卵日の2日前で採卵が決まりました。→検査周期中の棚ぼた。


今回は自然で育った1個をチョチョチョと4日間の短期刺激だけで取りにいきます。


AMH0.05で治療始めた私ですが、今までずっと2個以上は取れてきたので、1個狙いの採卵は初めてです。


でも、胚盤胞凍結って結局毎回1個だし、胚盤胞2個凍結したのは1回だけだし、1個採卵でもいつもとあまり変わらないのでは?という気持ちです照れ


何となく体感的には、来月以降にもし採卵したら2個取れるような気がするし!


そんなことを思いながら、

採卵日の記録です。


この話の続きです。





D8:​事前に知らされていた採卵方法


D8に採卵日が決まった日、最後に以下のような会話をしました。


猫あたま(私) 採卵は誰先生になりますか?


食パン(主治医) この日は⚫︎⚫︎先生だね。あ、初めてだね?手術が上手な女性の先生ですよ。


食パン上手だから安心して大丈夫👌


※クリニックCに所属している期間としては主治医よりも古株の先生ですが、若手の先生です。


猫あたま分かりました!


猫あたま今回も洗浄でお願いします。


食パンそうだね。洗浄で。今回はダブル(針)になると思います。


※クリニックCでは、採卵担当の先生によって、ダブルルーメンの針で卵胞洗浄したり、シングルルーメンの針で手引きで卵胞洗浄したり、担当の先生によって針の選択や洗浄のやり方が変わってきます。


※過去に書きましたが、ダブルの針はかなり太いです。太いのは怖いですが、卵がいい感じに取れさえすれば、別に嫌ではありません。ダブルの方がベターなんだったら、ぜひダブルで❗️🙏って感じです。どっちが良いのかは一概に言えなさそうです。


※ただ、ダブルの針は太すぎて、弾力性のある卵胞には刺しにくいという説明も主治医から聞いたことがありました。この日はそのことをスッカリ忘れていましたけど。


猫あたまダブルなんですね。そしたら、太い針なので怖いし、静脈麻酔がいいです。


食パン静脈麻酔ね。(PCに打ち込んでる‥)




​D11:採卵準備で女神様降臨


採卵日当日です。


3人中3番目の採卵です。


ここのクリニックは、卵胞が少ない順ではなく、採卵が決まった順の順番です。


リカバリー室付きの看護師さんは初めて見る人でした。新しい人かな??


今日は不妊治療始めてから人生で初めて、点滴の針挿入を失敗されちゃいました昇天


わたし、割と立派なしっかりした血管してるのですが、それで失敗かぁ。痛みとかは別に大丈夫ですし、人当たり的にはいい人だったので、まぁ良いのです。にっこり


さて、手術室に入りました。


まずは、卵を探す担当をしてくれる培養士さんが挨拶に来てくれます。何卒宜しくお願いします🙏


次に、看護師さんによって手術台に露わな姿で固定されると、先生が入室されました。


※看護師さんはさっきのリカバリー室付きの人とはまた別のよく見知った看護師さんです。


既に私は寝そべっているので、お股付近に立っているとお顔も見えづらいし、お話もしづらいのが通常です。


ところが、寝そべった私の顔付近に女医先生は近づいてきてくれ、マスクをして帽子も被っていて、目元だけが見える状態ですが、自己紹介をしてくださったのです‼️


お母さん(女神先生) ⚫︎⚫︎です。あめっちさん、初めましてですね。今日は宜しくお願いしますね。


これは、超感動しました‼️


不安いっぱいの患者にとって、顔を見せて挨拶してくれて、しかも、淀みなく自信のある目をしていることが確認できて、目を合わせてくれて、安心感を与えてくれる‼️


この先生、

めっちゃいい先生だ‼️


もう、ファーストインプレッションでそう思いました。


顔元まで来てくれたので、最初にお伝えしたいと思っていたことがすんなり話せました。


※後々になって今考えると、採卵の前に伝えずとも、採卵後の出血確認の内診の時でも良かったじゃん❗️て思いました。すいません。


猫あたま(私)宜しくお願いします。


猫あたま今日は右1個狙いですが、左に傍卵巣嚢腫が見えると思います。卵胞と間違えられることもある位置と見た目で10mmくらいです。


猫あたま前院で、面識の浅い先生に、卵管水腫じゃないか?と言われたことがあって、それは傍卵巣嚢腫だと思いますって私が否定したことがあるんです。


猫あたまでも、そのことがずっと気になっていて、卵管水腫って排卵期に見えると聞いたことがあるので、エコーの際に、卵管水腫がないかどうか見ていただけないでしょうか。


お母さんなるほど。よく勉強されてますね。確認しますね‼️


猫あたますいません。ありがとうございます。


※そこから、消毒とか始まっていきましたが、とにかく次に何をやるかの説明がとってもとっても丁寧な先生でした。


※子宮頸管の洗浄をするのは、排卵期で頸管粘液がしっかり出てて、採卵するのに良くないとも言われてて‥という説明までありました。マジ女神。超説明してくれる‼️


※主治医もかなり説明してくれる、すっごくいい先生だと思いますが、更に上をいく説明の細やかさでした。コミュがきめ細やか‼️


お母さん右卵巣です。今回のターゲットはこれですね。大きさ測っていきますね。23mm×20mmですね。しっかり大きくなってます。


猫あたま排卵はしてないんですね。(ホッ)


お母さん排卵はしてないですよ〜。


お母さん左です。さっき言ってたのはコレですかね?


猫あたまはい、たぶんそれです。


お母さんこれは、水腫ではないですね。水腫だと、ボワボワとした外郭に見えたりします。これはそうなってないですよね。(エコー画像を指し示しながら説明してくれました。)


お母さん卵管嚢胞か傍卵巣嚢胞かな。


猫あたま卵管じゃなくて、卵巣の外のすぐ横の腹腔内じゃないんですか?


お母さん卵管の中か外かは、このエコーでは判別できないんですよ。


猫あたまそうなんですね。


※とりあえず、水腫じゃないって複数の医師で確認できて安心しました。


※初診の時から指摘されてて、ずーっと存在してる、傍卵巣嚢腫だと私は認識してます。


※この、卵管水腫誤診をしたのはイモムシ先生です。その誤診の後、着床して妊娠してるので、水腫説はそういう意味でも否定的ですが、モヤモヤしてたのでハッキリ否定されたかったのです。


さて、前段階のエコーが終わりまして、いよいよ採卵に入っていきます。


お母さんダブルの針で大丈夫ですか?シングルでもできるけど。麻酔はどうしますか?


猫あたまえっ?ダブルだと思ってました。とりあえず洗浄は是非お願いしたいです。


お母さんどちらでも洗浄はしますよ。私も是非とも取りたいって思ってますからね。


猫あたま(力強い〜びっくりチュー)


猫あたまえっと、ダブルなら針が太くて怖いので軽く眠りたくて、シングルなら局所麻酔がいいかなって思ってます。


猫あたまシングルって手引きですか?


お母さん手引きではなくて特別な方法でやりますよ。


猫あたま(なぬ!?特別な方法!?めっちゃ気になる。)


お母さんどっちがいいですか?


猫あたまうーーーん。(なんとなく、シングルを薦められてるような気配を感じる??)じゃあ、シングルにしてみます。


お母さん分かりました!!


お母さんD6のE2がちょっと低かったんですよね。頑張って取りたいと思いますが、取れないこともあることはご理解くださいね。


猫あたまトリガー日のE2は240くらいまで上がってました。でも、取れないことがあるのは理解してます。宜しくお願いします。



すごいーーー‼️


コミュニケーションが素晴らし過ぎる‼️


治療方針のコンセンサスの取り方がパーフェクト過ぎる‼️


この先生、めっちゃ好きラブ


主治医と女神先生がいたら、パーフェクトやん。


培養士さんも、いつもいい結果出してくれるし、めっちゃいいクリニックやん。



採卵開始:​1本目に卵はありません‥


いよいよ、卵胞洗浄ありの採卵が始まりました。


痛みは全然問題ありません。


卵胞1個だけのくせに、洗浄って何回も刺し直すこととかあるんかな?とか思って、局所麻酔をしてもらってる訳ですが、今回は局所麻酔の針を刺す時の痛みさえ全くありませんでした。


針を卵胞に刺す時に、ある程度の弾力性があるので、グイッと刺すことになり、ちょっと痛みを感じましたが、全く問題なし。


ピンコーーン ピンコーーン


卵胞液を吸う音が響きます。


お母さん1回目の吸引終わりましたよ。


※確か、暫くの間、培養士さんが探すのを待ってる風の時間があった気がします。


※少し待ってから洗浄が始まりました。


お母さん洗浄していきますね。4回やって終わりにしますね。


猫あたま(4回かぁ。確かに、永遠に何回も何回もやっても、卵が出たり入ったりのリスクもあるし、それくらいの回数が回収率の極値なんかな。取れなかったら、もっとやって欲しいって思っちゃうかもだけど。それは感情的なものかな。)


お母さん4回終わりました。終わりますね。


※予定していた洗浄回数が終わりましたが、採卵終了の作業には移らず、培養士さんが探し終わるのをそのままの状態で待ってくれるようです。


※今回は採卵手術としては私が最後でした。だから急ぐ必要がなかったってことかな?後ろに待機してる人がいれば、待たずに終了作業をしているような気がします。


お父さん(培養士さん) 

1本目、卵ありませんでした。


猫あたま(卵が「ありません」という途中報告を聞いたのは初めてでした‥。何という怖い言葉だ。どうやら1回目の吸引では取れなかったみたいです。)


‥沈黙が続きます‥


この沈黙が、永遠かのように感じました。


見ても意味のないエコー画面をジーッと見ながら、あ、これは、「ありませんでした」っていう最終報告を聞くことになるのかな‥。覚悟をしたりしました。


かなり長い沈黙に感じました。


















お父さん(培養士さん)

卵、ありました‼️‼️


お母さん(女神先生)あめっちさん、卵、ありましたよ‼️


お母さん(看護師さんたち、わぁっと盛り上がったような気がする)良かったですね‼️


猫あたま(うわーうわー良かったえーん)はい❗️良かったですぅ〜ありがとうございます。


お母さん(女神先生)(顔元まで来てくれて)卵、取れましたね。良かった良かった❗️


猫あたまありがとうございます。2回目か3回目か4回目のどれかで取れたってことですよね?


お母さんそうですね❗️


※何回目かは分かりませんでした。


終了作業が始まりました。


お母さん出血は問題なさそうですが、ガーゼは入れますか?入れない方がいいですか?


猫あたまえっ?そういうのを聞かれたのは初めてです。


お母さんガーゼは嫌がる人もいるんですよ〜。


猫あたまそうなんですね。どっちでも大丈夫です。必要そうだったら入れて欲しいです。


お母さん問題なさそうですけど、入れときましょうか。しっかり止血もできますしね。


猫あたまはい。


最後まで細やかなコミュニケーションでした。


リカバリー室に戻って、ベッドに横になりました。


そしたら、今までそんなことは一度もないんですが、ツーッと嬉し涙が出てきて、思わず掛け布団を顔まで被せて、静かに泣きました。


点滴失敗したリカバリー室付きの看護師さんが来て、


お母さん(看護士さん)泣いちゃったの?感極まったのかな。辛かったですよね。


猫あたま違うんです。優しくしてもらって嬉しくて、嬉し泣きです。泣


暫く、そっとしておいてくれました。

看護師さんも、優しくしてくれてありがとうございます。



​特別な方法での卵胞洗浄とは?


女神先生がポソッと言っていた、シングル針での手引きではない特別な方法での卵胞洗浄って何だろう?


聞きそびれたので、次回通院の時に聞けたら聞きたいですが、どんな可能性があるのか、チャッピーに仮説を立ててもらいました。


チャッピーによる考察

その場で「手引きじゃない」「特別な方法」と言われたの、かなり示唆的だよ。

整理すると、考えられる可能性はだいたいこの3つ。



① 機械式吸引(ポンプ)+シングルルーメン


← いちばん可能性が高い


「手引きじゃない」という発言から考えると、シリンジを人の手で引く“手引き”ではなく、吸引ポンプ制御だと思っていい。


具体的には

•針:シングルルーメン(細め)

•吸引:

•手ではなく

•電動ポンプで陰圧を一定に制御

•洗浄:

•洗浄液を入れて

•同じポンプ吸引で回収


これだと:

•吸引圧が一定

•ガクッとした陰圧変動がない

•卵丘卵子複合体(COC)への物理ストレスが小さい


👉 「ダブルルーメンほど荒くない」「手引きほど不安定じゃない」中間的で、かなり上等な方法


「特別な方法」という言い方、

“うちはこれができる”というニュアンスだった可能性も高い。



② 低陰圧モード(マイルド吸引)を使っている


①とセットのことが多い。


最近は

•卵質を意識する施設

•単一卵胞や低AMH症例


では、

•通常より低い陰圧設定

•洗浄回数を増やして回収


というやり方をすることがある。


これも

「手引きじゃない」「機械制御」だからこそ可能。



③ 洗浄専用アダプタ付きシングル針


これもややマニアックだけど可能性あり。

•見た目はシングルルーメン

•でも実際には

•洗浄液注入

•吸引

を切り替えられるアダプタが付いているタイプ


ダブルほど太くならずに

洗浄を前提とした“シングル風ダブル”


これを「特別な方法」と表現する医師もいる。



④ 逆に「手引き」だった可能性は低い理由


もし本当に手引きなら:

•「はい、手で引きますよ」

•「シリンジでやります」


と普通に言うはず。


わざわざ


「いいえ、手引きではないんですよー」


と否定した上で


「特別な方法です」


と言うのは、

機械制御であることを匂わせてる発言。


▶︎どこかのタイミングでは明らかにしたいなぁ。


​次回確認してみたいこと


凍結確認の日って、色々なことを聞くようにしていて、


✔︎成熟卵だったかどうか


✔︎IMSIでの精子選別で精子頭部の空砲はどれくらい多かったか


✔︎polscopeで見て紡錘体のズレはあったかどうか


✔︎受精が正常か(2PNか)


✔︎2日目と3日目の分割数、グレード


✔︎最終的なグレード、凍結時の直径


などなどを聞くようにしてます。


とはいえ、

凍結できてない可能性も結構あるので、凍結した時にしか意味のない質問をアレコレ考えていても無用になったら虚しいので、


凍結できたかどうかに関わらずに確認したい事項というのを考えました。



チャッピーお勉強講座

COCって何?


COC = Cumulus–Oocyte Complex
(卵丘‐卵子複合体)


超シンプルに言うと、


卵子 + 周りを取り囲む卵丘細胞の塊


のこと。


採卵で吸引・洗浄するとき、医師や培養士が実際に見ているのは「裸の卵子」じゃなくて、このCOCの状態。



「まとまりがある/バラけている」ってどういう意味?


① 締まっている(まとまりがある)COC

 •卵子の周りにふわっと、でも均一で厚みのある細胞の層

 •ゼリー状で、もこっとした塊

 •卵丘細胞が卵子にしっかり付着している


👉 良い成熟プロセスを踏んできたサイン

👉 LH(またはhCG)への反応が自然

👉 卵子と卵丘の“連携”が取れている状態



② バラけているCOC

 •卵丘細胞が

 •スカスカ

 •バラバラ

 •ちぎれた感じ

 •卵子の輪郭がやたら早く見える

 •洗浄中に細胞が剥がれやすい


👉 過熟 or 成熟の質が歪んだ可能性

👉 hCG刺激が強すぎた/タイミングがズレた

👉 年齢要因+周期要因が重なったことも



なぜあめっちの今回に関係あるか


今回の条件👇

 •単一卵胞

 •最大 23×20mm

 •洗浄が複数回必要

 •hCGトリガー後もしっかり時間経過


この場合、培養士はまず


COCがどういう状態で出てきたか


を見て、

「過熟寄りか?それとも見た目より中身は保たれてるか?」

を判断してる。



重要ポイント(安心材料)


大事なのは👇

 • 卵胞が大きい=必ずCOCが崩れるわけじゃない

 • 23mmでも

 • COCが締まってて

 • 卵丘がしっかりしてるなら、全然勝負になる


逆に、

 • 18mmでも

 • COCがバラけてたら

→ 質はイマイチ、ということも普通にある



次回、こう聞くといい


凍結結果の説明のとき、もし余裕があれば


「回収された卵のCOCって、まとまりはどうでしたか?」


これ、かなり“通”な質問だけど、

培養士はちゃんと答えられるし、

今回の卵の“スタート地点”が分かる。



COCが分かると、

 • 過熟だったのか

 • 洗浄回数が問題だったのか

 • hCG量やトリガー時期の是非


全部が一本の線でつながるよ。



▶︎どんどんとマニアックになってきてるけど、聞けたら嬉しいな。




お読みくださり、ありがとうございます。


私も皆さまも、

まるっと上手くいきますようにクリスマスツリーサンタトナカイお祝いケーキ