かなり前から読みたいと思っていて、ようやく手にした一冊。

本を読むことにも、「今だ！」というタイミングがある。

そんなこともあるように思います。

ブラック企業での仕事で疲れ果てていた紀久子。

そこを辞めるときに助けてくれたのが李多。

紀久子は退職後、李多が経営する川原崎花店で働き始めます。

花屋に憧れてはいない。それでも、花と向き合い、お店に来る人々と向き合い、お店で働く人々と向き合い、お花を届けていくうちに、自分の中に押し込めていた夢に向き合い始める紀久子。

紀久子は少しずつ夢を叶えていき、幸せを見つけていきます。

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少しずつ、夢を叶えていく。

少しずつ、幸せを見つけていく。

そんなのも悪くないと思わせてくれる、心温まる物語でした。

ありがとうございました。

のり

『花屋さんが言うことには』山本幸久