田舎道を車で走っていると、山々にフジの花が美しく咲いていました。

そのフジの花のみつが大好きなのがクマバチです。

フジの花の咲くころにクマバチはたくさんあらわれます。フジの花とクマバチは共生関係にあります。クマバチはフジの花からみつをもらい、フジの花はクマバチの体に花粉をつけて受粉を助けてもらっています。

フジの花びらを押し下げると、おしべとめしべが現れます。フジの花びらを下げるには力が必要で、クマバチの重さがちょうどよいそうです。

クマバチは体長は2cmを超え、ずんぐりした体形で、全身が黒く、ブーンという羽音の印象が強烈なので、獰猛な昆虫と誤解されがちですが、性質はきわめて温厚だと言われています。

ひたすら花を求めて飛び回り、人間にはほとんど関心を示さないそうです。

オスは行動的ですが、針が無いため、刺すことはありません。

メスは針を持っていますが、何もしていないのに、刺してくることはありません。巣があることを知らずに巣に近づいたり、攻撃されたりすると刺すことがあるようです。

子供たちには、「クマバチは何もしていない子をさしたりしないから、追いかけたり、騒いだりしなければ大丈夫です」という話をよくしました。

ただし、スズメバチは危険です。

スズメバチが迷い込んできたら、致し方ありません。

「ハチアブマグナムジェット」を使いました。